日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

2023-01-01から1年間の記事一覧

8月4日(金) 夏負け

昨夜は倒れ込むように寝た。夜中に何度か目が覚め、朝方にふと気になって体温を測ったら微熱が出ていた。とにかく身体が熱い。発熱って寒気がするんじゃなかったっけ、と思いながら、頭を冷やし、水を飲む。 太閤堂が起きるのを待ってドラッグストアに抗原検…

7月29日(土)

お隣「すゞ弥」さんと裏手の「新月見荘」の解体が一気に本格化した。コンクリートとはいえ壁一枚隔てた隣で家一軒を結構ワイルドに破壊されると、音と振動が物凄い。バックヤードには換気扇を伝ってか、木のにおいが充満している。道幅の狭い商店街じゅうに…

7月27日(木)

この暑さで、身体中に熱が籠っているようで、発熱してしまったような不安に襲われるのだが、測るとそういうわけでもない。エアコンの設定温度を下げすぎた火曜日からなんとなく喉や耳の奥が痛い感じがあって、昨夜は風邪薬を飲んで早めに寝てみたら、今朝は…

7月25日(火)

ほぼひと月ぶりに鍼灸へ行き、店に寄ってパソコンをつけたらTwitterのトリがXになってしまっていた。 給料日だったので、そのまま終業時間までゆるゆる仕事のようなことをして、社員Cさんとアルバイトさんに明細を渡して見送ってから、家に帰った。 今日聴い…

7月14日(金)

ゆで卵を作ったりしていつものように支度していたら出発がぎりぎりになってしまった。殻を剥きやすくする穴を開け損なって一つ割ってしまい、片付けに手間取ったのが悔やまれる。速足で店に向かいながら、ふと、ちょっと走ってみるかな、と思う。いつも通り…

6月30日(金)

ようやく少し、出口が見えてきた。 日記が書けなくなった日に、ガクッと、お肌の曲がり角ならぬ女の曲がり角がやってきて、あらゆる調子が悪くなった。びっくりした。なんともならない調子の悪さが次々と襲ってくる。なんだこれは。 どん底で寝そべる、わけ…

6月10日(土)

目覚めはいい。でもやっぱり手指の関節は痛い。特に小指。グーパーする。ホルモンバランスも下降モードのまま。頭は重痛く、体は怠い。身体が使用期限に向かって着実に進んでいくのを感じるのはつらい。歳をとるにつれ、つらいことが増えていくから、忘れっ…

6月9日(金)

追われ続けた昨日が悔やまれて、今日は昨夜のうちにたてたスケジュール通りに仕事をこなしていった。新入荷ワゴンの棚差し、店用の値札づくり2枚42冊分、レジ締め用のシート作り。 15時過ぎに一区切りつけてスーパーへ。昼食を買うつもりが、割引シールが貼…

6月8日(木) あなたの分まで

昨日のうちに今日のミーティング資料はつくれていたので余裕の気持ちでスタートしたら、まったくもってバタバタと終わってしまった一日。 スタッフBさんが参加する月初ミーティングも、ひとまず今日で最後。なんとなく感慨深く感傷的になるが、日々引継ぎを…

6月5日(月) 古本屋の仕事、memento mori

明日の市場用に釣銭を準備していかなくてはならなくなり、レジ用の小銭やなんやをかき集めたり、銀行の窓口とATMでそれぞれ両替したりする。とにかく銀行が小銭に対してあからさまに冷たくなったせいで、小売店はつらい。入金手数料が割に合わない1円玉は、…

6月4日(日) もう、わたしだけの店、ではないです

心穏やかに過ごせそうな天気。開店前に柳ヶ瀬へ行き、多治見から出店しているSさんにブックワゴンの第二の人生の幸福をお願いし、週末のフェスが中止になり困られていると聞いたティダティダさんで「ちんびん」8本を買う。出来立てをどうぞ、とのことだった…

6月3日(土) 本気で悔しかったり惨めだったりする話

台風一過のようなもの。カラリと晴れて安心する。 朝礼のあと、セットものを撮影して棚の上に上げる。タゴールは大きくて重いので太閤堂に頼む。店内の電球がひとつ変えているのを見つけて交換。新入荷ワゴンも撮影して、棚差し作業へ。昨日、夏の催事につい…

6月2日(金) 大雨の日、わたしがすべきこと

朝から激しい雨。なのは昨日からわかっていた。朝礼。休んだり遅刻したりしているスタッフは誰もいない。なんとなく頭が重い。気圧、まあ、この天気だしな。 ご来店もないだろうし仕事を進めよう。と思うけれど、どうしても身が入らない。いろいろな思いが次…

6月1日(木)

またしばらく書けずにいた。書けなくなり、書かずにいると、何を書けばいいかわからなくなり、本当に書けなくなる。 富山で、ブログ読んでます、と何度か声をかけていただき、書こうかな、という気持ちになれてきた。 ただ、何を期待されてるのだろう、何を…

5月19日(金)

わかってはいたものの、暗い空と土砂降りの雨は気持ちに堪える。 朝礼のあと、カウンター上の大判美術書などと、絵本を棚差し。早く絵本棚を増設したい。 開店時刻。入り口を開けておくのも憚られる雨。それでもポツポツとお客様はご来店くださる。 今日もま…

5月18日(木)

少し早めに起き出せたので、納豆と、卵かけご飯の朝食。正しい朝を迎えられたぞという達成感がある。アスパラ炒め、カニカマ入り卵焼き、冷凍カツの弁当もつくる。 朝礼のあと、新入荷ワゴンを棚入れ。全体に本の動きが早くなっているので、隔日くらいで作業…

5月17日(水) 存在価値

とても暑くなる、という天気予報。当初は名古屋の美容院へ行ってから母に会う予定だったが、父が風邪をひき、来週の四国旅行をキャンセルしたから、と母から連絡があり美容院を来週に変更したため、予定なしの水曜。 カットしたまま食べなかった冷蔵庫のアス…

5月16日(火)

せっかくの休みだったが、いつも通りの時間に起きて、眼科へ通院。いつもの目薬がなくなってしまうため、2か月に一度は通っている。視力、眼圧ともセーフ。とにかく今は目が痒くて、と話し、痒み用の目薬ももらう。 終わって、まだ昼で、太閤堂の発案により…

5月15日(月)

雨上がりの晴天で、やっぱり花粉がつらい。鼻が痒い、目が痒い。 作業場で文庫の仕分けを黙々を進めていると、荷物を下ろしたり出たり入ったりしていた太閤堂がドアを開けたまま店に向かった。すぐにまた戻ってきて、スタッフが警官と話してる、と言ってそち…

5月14日(日)

悔しい雨の日曜日。暗いし寒いし、まちの人影は少なく、スタッフもひとり有休で、なんとなく寂しい雰囲気が店もバックヤードも覆う一日だった。こんな日は大人しく、なるべく穏やかに過ごすに限る。スタッフへの面倒な連絡事項や、指導したいことなども、ま…

5月13日(土)

昨日たぎった血がまだふつふつしているのを感じつつも、穏やかに始まる一日。 開店前、月に一度のミーティング。スタッフの産休がいよいよ迫り、引き継ぎ状況を確認したり、不安なことを聞いてみたりするも、なんとなく一番不安がっているのは自分なのかもと…

5月12日(金)

昨夜は久々に書きかけで寝落ち。そのままアップしようかと思ったけれど、今日になって心境の変化もあったのでやめる。日記は日々の心の移ろい。基本的に後日読み返すことはしない。 晴天。明日から崩れるらしく、なんだよまた週末に、と思う。 太閤堂は朝か…

5月10日(水)

一日の大半を寝ていた。そんな休日が多いのだけれど。起きて、あ、まだ寝ていいんだ、と思えるのが幸せで、ベッドに戻ってゴロゴロしていると、いつのまにか寝てしまって、なんか妙な夢を見て、目覚めて、何か飲んで、またゴロゴロしていると寝てしまって、…

5月9日(火)

今日の千中会は、先月の大市会の精算日。あの日々の張り詰めた気持ちがすっかり抜けてしまっていたせいで、いろいろ段取り悪く、開始直前から急にバタバタし始めてしまう失態となったが、このチームらしくちょっとずつカバーしあって、なんとか難局を乗り切…

5月8日(月)

晴れて風が強い。なにかの花粉も勢いよく飛んでいるようで、目の周りだけでなく顔全体がとにかく痒い。荒れた指に水が触れて痒くて、朝から保冷剤で冷やしつつ出勤する。身体のあちこちが痒い。マスクをしていたいのに痒くてはずしたくもなる。 今日からレジ…

5月7日(日)

本降りの雨。連休も最終日だし、さすがにみんな家から出なさそう。ほっとした気持ちと、残念な気持ちと、ちょうど半々。 開店したものの入口からは雨音しか入って来ず、ご来店人数当てしよう!とわたしが言い出す。太閤堂5人、わたし8人、スタッフAさん10…

5月6日(土)

白い曇天。夕方までは降らないというので、100均も除籍本も出すことにする。週末恒例にしている除籍本は、毎週山ほど買いに来てくれる常連さんがいるので、彼のために用意している。 先日、蔵への出張買取で、ぎっしり本が詰まった木箱ごと持ち帰ってきたも…

5月5日(金)

天気が悪いわけではないけれど、昨日ほどの気持ちよさはない曇り空。でもこういう日の方が、よい本が売れるのを知っている。やはりあんな抜けるような青空では、落ち着いて本に向き合う気持ちにはならないよなと思う。 東京出身のスタッフが、端午の節句に食…

5月4日(木)

日記を書けずにいた。 大市のあと、ひと息ついた頃に、自分自身のことを書いていただいた原稿ふたつに立て続けに目を通す機会があり、あれこれやりとりしているうちに頭も心も出涸らしのようになってしまい、自分のことを語る言葉を見失ってしまった。 それ…

4月21日(金)

大市が終わり、心がずいぶん軽くなった、ら、日記に書くことがなくなってしまった。ふつうの一日を書けばいいのだとわかっているのだけど、なぜか言葉が出てこない。書きたいという気持ちはあるのに、書きたいのはなんかこういうのじゃないんだよな、と思っ…