本降りの雨。連休も最終日だし、さすがにみんな家から出なさそう。ほっとした気持ちと、残念な気持ちと、ちょうど半々。
開店したものの入口からは雨音しか入って来ず、ご来店人数当てしよう！とわたしが言い出す。太閤堂５人、わたし８人、スタッフＡさん10人、スタッフＢさん13人。店番を研修中の新人アルバイトさんに、誰に乗る？と聞いてみると、せっかくなら極端なところに賭けたいので太閤さんで、との返事。面白い。
例のアーティストがアマゾンで出産するという件について、産休間近のスタッフが口火を切る。もちろん知ってはいたけれど、同じく身重のスタッフがいる中では話題にしづらく思っていたところ、当の本人からその件が。もちろん同じ身重だからこそ余計に思うところがあることもわかる。われわれは、かつてのヒッピー文化本も現代のスピリチュアル本も、自然と多くを手にする機会がある古本屋だけに、焼き直しも矛盾も行き着く先も見る機会に恵まれているだけに、ナチュラリスト、スピリチュアリスト、陰謀論者などなどには厳しい。
いくらでもお喋りしてしまいそうだったので作業場の仕事をすることにする。移動のたびにまあまあ濡れる。昼を買いに行く気にもなれず、カレーヌードルをradikoのエリアフリーで「爆笑問題の日曜サンデー」聞きつつすする。関東ですら、あまり渋滞もしていないらしい。
しかしこれでは運動不足過ぎるので、柳ヶ瀬へ出かける。何かイベントがあるらしいClub Gあたりはざわざわしているものの、全体的にはさほど人はおらず、一昨日の浮き足立った騒々しさはない。無印で必要なものを買い、迷った末、コンビニに寄ってシュークリームを８つ買って帰る。
閉店時刻まで、主に作業場で文庫の仕分けの続きを進め、コンテナをふたつ空ける。値付けもしたいが、この雨では店に本を持っていけないので、また明日。
帰るスタッフひとりひとりに、ゴールデンウィークを乗り切った記念、としてシュークリームを渡す。
ご来店人数当ては全員外れた。お客様はもっと来てくださった。
