日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

5月18日(木)

少し早めに起き出せたので、納豆と、卵かけご飯の朝食。正しい朝を迎えられたぞという達成感がある。アスパラ炒め、カニカマ入り卵焼き、冷凍カツの弁当もつくる。

朝礼のあと、新入荷ワゴンを棚入れ。全体に本の動きが早くなっているので、隔日くらいで作業していかないとバックヤードに溜まってしまう。動いているとのぼせるように暑くなってくる。試運転がてら冷房をつける。

開店してすぐ、太閤堂とスタッフは出張買取へ。スタッフの代わりに14時から店番に入らなければなので、まだあまり空腹ではないけれど早めに弁当をちゃちゃっと食べ…ているところに連絡が入り、太閤堂たちが帰ってくるという。今日の買取は、ひとまず成立ならずとのこと。珍しいことだけれど、無いわけではないこと。経費だなんだといろいろ考えればマイナスなのだが、経験を得た、ということをプラスに考えるようにする。

時間ができたので、じっくり、労務に向き合う。得意な仕事ではない。苦手だけれど、きちんとやらなくてはならないこと。

そうこうするうち、歌舞伎界のショッキングなニュースが飛び込んでくる。特に思い入れのある俳優さんというわけではない。でもやはり、こういうニュースは、心に堪える。仕事をしていても、心の底の暗い部分にチラチラ目がいってしまう。

労務のめどが立ったので、夕方から今日も倉庫へ。来週末のBOOK DAYとやま準備。バナナ箱に本を詰めながら、少しずつ、イベント出店の感覚を甦らせる。

閉店前に店に戻り、月曜にお話しした件を形にしておきたくて、簡単にまとめたものを理事長に送る。偶然、昨年のイベントで手を貸してくださった方から今年の予定を尋ねられたため、事情をお話しする。必ずしも心から晴れ晴れとしているのではないけれど、少しずつ心の整理はついてきた気もする。

なんのために生きるのか。生きるってどういうことか。気づいたらこの世界に存在していた自分は、生きているから、生きていくために、生きるしかない。

f:id:tsurezuresha-diary:20230519012746j:image懐かしい!と思って買ったけれど、思いがけず本格味だった(さすがキリマンジャロ