日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

5月15日(月)

雨上がりの晴天で、やっぱり花粉がつらい。鼻が痒い、目が痒い。

 

作業場で文庫の仕分けを黙々を進めていると、荷物を下ろしたり出たり入ったりしていた太閤堂がドアを開けたまま店に向かった。すぐにまた戻ってきて、スタッフが警官と話してる、と言ってそちらへ向かった。開け放った入口から、なにか話している声は聞こえてくるものの、内容まではわからない。ちょっとスタッフの笑い声が聞こえてホッとする。

しばらく経って、スタッフと太閤堂が作業場にきた。自転車の停め方について警察に通報があったため、指導に来たとのこと。通報があった以上、来なくてはいけなくて、と、少し申し訳なさそうでもあり厳しいことは言われなかったようだが、やはりちょっと気が重くなる。われわれ以外の、このビルの入居者・来訪者の自転車も多く、自分たちだけでは解決できなさそうな問題であること、そして、誰に通報されたのだろうと思ってしまうこと。(ビルのグループLINEで報告・相談したところ、夜になり少しずつ解決には向かいそうになったので少し気楽になれた)

 

そんなひと騒動のあと、商店街理事長に時間をいただく。今後の、商店街としての本イベントの開催如何等々について、数年来抱えている悩み、苦しみ、心細さも率直にお話しする。時間を忘れて話し合い続けていたら、スタッフと太閤堂が突然現れて驚く。あまりに長くて心配になり様子を見に来てくれたとのこと。時間をみると、2時間以上経っていた。

けっこう詰めて話し込んでいたところ、ふたりの登場で場がゆるまり、ひとまずお開きの流れになった。完全に心の靄が晴れたわけではないけれど、ひとまず新しい段階へ、前向きに、進んだことに安心する。

 

店に戻ると、すっかりアルバイトさんたちも帰っている時間で、席に座り息を深く吸って整えていると、どっと疲れが出てきた。心がヨレヨレになる類の、疲れ。

食欲湧かず、ぼんやりしていたら、太閤堂が来来亭に連れて行ってくれた。ジャンクで濃くて間違いなく完食してしまうやつだ。

日記も書けずに眠った。

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