日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

6月9日(金)

追われ続けた昨日が悔やまれて、今日は昨夜のうちにたてたスケジュール通りに仕事をこなしていった。新入荷ワゴンの棚差し、店用の値札づくり2枚42冊分、レジ締め用のシート作り。

15時過ぎに一区切りつけてスーパーへ。昼食を買うつもりが、割引シールが貼られたものが次々目に留まって、夕飯の材料も買い込む。このスーパー、店が終わってから来ると割引シールのものはほぼなくて、夕方早い時間に売り切れてしまったんだなあと思っていたけれど、15時から値引きしていたとは。

ミニサーモンサラダ巻きと20%引きのミニ蒸し鶏サラダと野菜スープで昼。「やすとものどこ行こ」観つつ。ダイアンとツートライブでお買い物。

食後は作業場でイベント準備。車に積める量や作業を考えると、あまり安いものを持っていくのは悪手に思えてきて、より良いものをセレクトしようと思うのだが、価格帯を上げてボリュームも、となると、商品づくりは簡単ではない。なかなかに、苦しい。値段が上がった分、より良いものにしないと、納得感をもって買っていただくこともできないだろう。このまま夏までずーっと、もがくことになりそう。

梅雨時は、お持込も出張も、買取が目に見えて減ってしまうのでしんどい時期。雨が降るかも、と思うと、家から本を運び出すのも億劫だと思うし、ムシムシした湿気と暑さはお片づけの手を止めるだろう。でも、古本屋は、本は絶対濡らさずに運びます。暑くても寒くても大丈夫です。今ならご都合に合わせて伺いやすいです。ぜひご用命ください。…と、太閤堂は汗を拭き拭き言っている。

 

今日も何度も彼女の笑顔が頭をよぎった。古い写真フォルダにある、旧店舗で一緒に撮った写真も、何度か見てしまった。感激のあまり目を赤くして笑っている顔。

本を手に黙々と作業しながら、きっと彼女もこうして本にまみれて汗を流したかったことだろう、と思っていた。本とお店とお客様が大好きな、「女子の古本屋」の先輩。

いま、こうして、指の関節が痛いなあとか、老眼が進むなあとか、湿度と気圧にやられてしんどいなあとか思いながらも、本を触れていることは奇跡的な幸運なのだと胸に刻む。今やれること、やるべきこと、やりたいことを、ちゃんとやらなくては。

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  • 今日聴いたもの…爆笑問題カーボーイ(ゲスト・ランジャタイの声とトーンにハマりかけている。radikoのあとpodcastでも聴き直した)、ザ・ラジオショー聴きつつ作業(今日の中川家を聴き始めたものの、うーん、なんだか合わなくて、昨日のナイツの続きにする。中川家、好きなのにな。思えば今欠かさずチェックするラジオは、有吉、爆笑問題アンガールズ空気階段と、非関西勢も増えてきているので、コテコテ正統派は苦手になってきちゃったのかな、と、ちょっと寂しく思う)