日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

5月16日(火)

せっかくの休みだったが、いつも通りの時間に起きて、眼科へ通院。いつもの目薬がなくなってしまうため、2か月に一度は通っている。視力、眼圧ともセーフ。とにかく今は目が痒くて、と話し、痒み用の目薬ももらう。

終わって、まだ昼で、太閤堂の発案により1時間くらいかかる日帰り温泉へ向かう。わたしが好きな日帰り温泉なのだが、面倒な気持ちの方が勝り、あまり気乗りはしなかった。温泉に浸かりたい寒さではなくなったせいか、昨日のことを引きずっているせいか。

着くとやはり思っていた以上に温泉は混んでいる。ふだん見る夕方から夜のお客に比べて、今日はここで一日ゆっくり過ごすぞ、元をとるぞ、というような気合いを感じる。露天風呂のまわりに、湯に入ってはいないけれど座っている人がいたり、ずーっと壺湯を占拠している人がいたりして、なかなか空かない。でも洗い場の椅子も空かない。

しかたなく、半露天になっている内湯の端に浸かり、青空を見ながらぼんやり湯に浸かる。自衛隊の戦闘機が断続的に空を切り裂いていく。「ケムトレイル、ってやつですか」などと思ったりして、頭が緩んでいく。

そのうち、昨日話していた、商店街の本イベントのことがむくむく頭に立ち上がってきて、ひとつずつ、整理されていくのを感じた。徐々に言葉が浮かんできて、頭の中に企画書ができあがってくる。なんとかなりそうな、楽しそうな、前向きな気持ちが湧いてくる感じ。湯から上がり、施設内で一番静かな、ごろ寝コーナーに直行して、頭の企画書をスマホに写す。これでなんとかなるんじゃないか。

40分くらい前に上がっていた太閤堂と合流し、遅い昼食のような早い夕飯のような時間に唐揚げ定食を食べ、舌の先を火傷した。

帰りに、北陸発のスーパーに寄って買物。地方や大きなスーパーで、気になった食べ物をなんでも買うというのは、我々の貴重な娯楽。

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