日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

7月29日(土)

お隣「すゞ弥」さんと裏手の「新月見荘」の解体が一気に本格化した。コンクリートとはいえ壁一枚隔てた隣で家一軒を結構ワイルドに破壊されると、音と振動が物凄い。バックヤードには換気扇を伝ってか、木のにおいが充満している。道幅の狭い商店街じゅうに解体音が響き渡り、「商店街ごと壊されてるみたいですね」とアルバイトさんが言う。外に出てみると、すゞ弥さんはかなり壊されてしまっていた。写真を撮っていると、ピスタチオカラーの小さな車が横を走り抜けていった。すゞ弥のご主人の車だったかもしれない。

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開店前に社労士さんに問い合わせメールを送り、開店後は値札づくりをしながら、時折ある店頭買取に対応。梅雨の間はお持込が本当に途絶えたので 久しぶりの感じ。レコメンド本リストを書き上げ、公費書類に押印してからコンビニへ。おにぎり、ゴーヤ和え、ごま坦々豆乳スープの後、低糖質ドーナツとホットコーヒー。「やすともの いたって真剣です」でダイアン津田、初めての蕎麦打ち。意外と器用に主婦のような手つきで料理をつくる津田を見ているのは結構すき。作業場で、整理しながら地道に値付け。未作業の三省堂用の本がバナナ箱6箱分になったのが嬉しい。あと二週間くらい、どこまで準備できるか。

 

仕事を終えてから寝るまでのタスクに、30分超のフィットネスゲームが2か月前から加わり、そこからさらに日記を書く時間を作ろうと思うと眠る直前になってしまい、何度も寝落ちしてしまってきた(書きかけのまま朝を迎えたり、消えてしまっていたり)。まったく痩せないのは腹立たしく悲しいのだけれど、なんとなく体力づくりにはなっている気がして、日記よりゲームを優先させてきた日々。無心でボクシング風に腕を伸ばし汗を流すのは心地よく、天秤にかけたら日記よりゲームの方がメンタルにいいのかな、と思ってきたところもある。

ただ、一日の終わりに言葉を紡いでみるのは愉しい作業であり、気持ちと頭の整理がつく気もする。無理なく、気負いすぎず、なるべく短時間で書けるようにしていけたら、と思う(いつも30分以上1時間未満はかかってしまう)。

さっきちらっと見たテレビで、マツコが梨花に「共鳴」について語っているのを聞いて、書こう、と、また背中を押された。