2020-01-01から1年間の記事一覧
今日で、店を休業してから2週間が経つ。ほんとうに、あっという間の2週間だった。 毎日が、ものすごくせわしない。1日が終わるのがあっという間で、あらゆる仕事がやり残された感じで、家に帰っても明日やるべきことを思いついて、翌日はまたそれが終わら…
そろそろ日付や曜日の感覚が無くなってきた。店を開けていれば、まちの様子やお客様の数で曜日が分かるのだけれど。今日は月曜だから日中はお客さん少なめだな、とか、明後日は第3日曜でサンビルだから、店にたっぷり本を出さなきゃな、とか。かろうじて、…
通信販売を必死でがんばっている。スタッフさんと一緒に、とにかくがんばっている。初めてのことも多く、結果はすぐに出てこない。もどかしい。でも今はこれをやるしかない。店に並べたら、すぐあのお客さんが買ってくれそうな本なのに、そう思えてしまうと…
なにか意味深に思ってしまうくらいぴったり、店を休業した先週木曜の11時に、レジの後ろの壁の振り子時計が止まった。毎朝店に来ると、暗い店内にカチカチという音だけが響いているのがいつもの風景。あれ、でもそういえば音がしないな、と思って壁を見上げ…
店に着いたら、スタッフIさんの髪が半分赤くなっていた!店の営業も無いし、好きなようにしていいよ、と話していたので、この休みに変えてきたそう。 20代、新社会人、初めての一人暮らし、初めての岐阜、それでこんな世の中。不安やストレスが無いわけがな…
休まなきゃ、と思って、今日は一日中、家でパジャマで過ごした。とはいえ頭はぐるぐると、やれることを探して動き続けるので、結局ずっと、オンラインショップ作りをしていた。 先週、新たに契約社員として採用した方との打ち合わせに、いま話題のzoomを使っ…
卵かけご飯と納豆をもりもり食べて出勤。こんな時世になってから、その時とりあえず食べたいものをどんどん食べている。ダイエット的なことは、またその後。 出勤途中にBLITZさんでコーヒーをテイクアウト。若い方からお年寄りまで、いつも楽しげに人が集っ…
徒然舎にとって月曜日は「週末」だ。1週間分の疲れが溜まってきて出勤時からすでになんとなく疲れていて、今日はゆったり働いて乗り切るぞ、と思っているのが、いつものわたし。今日はまた普段以上に朝から眠くなることがあり、レッドブル(ホワイトエディ…
店の棚に並んでいる本や、棚に並べるはずだった本を、なんとかネット販売できないかと、倉庫から100均まつり用の棚や、イベント出店用のパネルを店に持ち込んで試行錯誤。なるべくわかりやすくて魅力的な方法はないものか、あれこれ試してみる。 ふと、入口…
出勤前に長良のトロンチさんに伺い、お願いしていた新スタッフさん用のエプロン2枚と、スタッフさんに配布するための布マスクを受け取る。特に布マスクは、限られた時間のなかでたくさん製作してくださり、それも勿論トロンチさんというプロのクオリティで…
ぼんやりしていたわけではないのだけれど、季節的な実感はないまま4月を迎えてしまったので、我に返り慌てて年度末の事務処理を始める。それはすなわちお金が減る側の仕事。 これからしばらく売れるあてのない新刊書籍(新刊は店頭でしか販売していないので…
11時。いつもなら、ゴミをまとめたり、アロマデフューザーをセットしたり、棚を整頓したり、定休日の間に売れた本を棚から抜いたりと、スタッフさんたちが慌ただしく動いている店内に、今日は誰もいない。灯りもつかず、レジの電源も入らない。 昨夜つくった…
昼過ぎに店に向かう。立ち寄ったセブンイレブンで、食べてみたいと思っていたイタリアンプリンを見つけ、昼食のサンドイッチと一緒にレジに出すと、バーコードを読み取りながら「これ美味しいですよネ!」と中国語の名前の若い女性がにこやかな笑顔で言った…
明日からどうしようかなあ、と思う。定休日の2日間、ずっとそんな気持ちだった。自分ひとり、われわれふたり、だけだったら、ここまで悩むこともなかった。じっと動かず耐えるのみ、という単純な答えだったかもしれない。けれど、大切なスタッフがいる今、そ…
朝、最高気温20度の予報に驚いて、春が近づいてきていることに改めて気付かされたら、そういえば最近はあまり大型の買取が入っていないなあ、ということに思い至り、けれどネットを覗けば出張買取に忙しそうな同業の様子が目につき、途端に、物凄くそわそわ…
今年2度目、生涯3度目のキャンプへ行ってきた。前回1月は滋賀のマイアミ浜、今回は三重の青川峡。なにせビギナーなので、距離も設備も初心者に優しいところを選んでいる。 人気キャンプ場だったということや、季節が春に近づいたということはもちろんあるの…
太閤堂は朝から名古屋古書会館へ、大市の手伝いに。大市、去年はわれわれが取り仕切ったのだったなあ…大変だったなあ…というかストレス過ぎたのか記憶が薄いなあ… 明るい日差しに喜んで入口ドアを全開で営業を始めたら、想像以上に空気が冷たくて、さらに花…
定休日明けの木曜日はいつも、休みの間に溜まった通信販売やお問い合わせへの対応でバタバタしてしまい、夜も日記を書く余裕がないことがほとんど。 先週から新しいスタッフさんを迎え、さっそく一緒にバタバタしてもらっている。多かれ少なかれ戸惑いはある…
昨日の市場は2回目の、そして最後の、鯨書房さん追悼の市となった。 こんな時世になってしまい、果たして古本屋たちが市場に足を運んでくれるのかがとても心配だったが杞憂に終わり、買われるべき人のもとへ、多くの本が旅立っていった。 先代・鯨さんと2…
何せこのようなときなので、ご来店お待ちしています、と大きな声では言いづらく、とはいえご飯を食べるためには本を売らなくてはならず。 淡々と店を開け、やるべきこと、やれることを粛々と進める、という態度にたどり着く。それがいちばん心も穏やかになれ…
今日は朝9時半からアルバイトスタッフの採用面接だったのに、昨夜の鯨さんの記事に1時間半以上かけてしまい、寝たのが3時半だった。眠い。 おまけに今日の花粉といったら! 目に、喉に、顔面に、ダイレクトに感じる花粉の粒(イメージ)。使い惜しみして…
年明けに、大先輩の古本屋さんが亡くなり、一緒にイベントもした若い古本屋さんがいつのまにか組合を辞めていたと聞き、前の店舗の頃から手伝ってくれてきたスタッフさんがいったん店を離れることが決まり、長年来てもらっている古紙回収のおっちゃんとの音…
名古屋・今池のtonariさんに、もうすぐ始まる「ねこ展」に並べていただく本を運んだ後、先月から約1か月間お世話になった、正文館書店知立八ツ田店での古書フェアの撤収に。 昨年末の恵文社一乗寺店さんでの古本市から始まり、連続していたイベント準備、出…
古本屋が亡くなったとき、少なくはない本が、その手元に遺される。 生前、その人が売れると見込んで買い取り、あるいは市場で仕入れ、値段をつけて店の棚に差したり、即売会に並べたり、インターネット通販に登録した本と、そこまで作業が至らなかった本だ。…
この冷え込みで店外にある100均文庫は芯まで冷え切り、棚を眺めていただくのも申し訳ないほど。 ふだんの日曜に比べるとお客様も少なめで、そりゃあそうだよなあ、と思いながら午後は店番をした。 店とはきっとそういうものなのだろうけれど、ぎゅうぎゅう混…
週末は、SNSに触れることすらできないまま閉店時刻になるのがほとんどな今日この頃。 店頭への持込買取の査定、買取のご相談の対応、仲良しのお店の方からのイベント相談、リトルプレスの納品対応、運送業者さんとの折衝、公費購入の書類作成、県図書館へメ…
古本屋の仕事は、感傷的な仕事である。 もちろん、「本」という、人の心の奥底に届くエモーショナルなものを扱っている点において、新刊書店や図書館でも、感情を動かされる場面に遭遇することは多いだろうと思う。 ただ、古本屋は「買取」という他の職種に…
店の近くにあるローソンが、今月末で閉店する。商店街理事長によれば、30年は続いていたという。 平日の昼にはいつも決まって、チャキチャキと威勢のいいふたりの女性が働いている。長く一緒に働いてきたのであろうふたりの息のあった掛け合いが見ていて楽し…
五千円札が切れてしまい、近くの十六銀行に両替に行くと、両替機が新しくなっていた。「両替カードをお持ちの方のみお使いいただけます」とある。窓口に「両替カードって有料なんですか」と聞くと、「毎月5,500円必要です」と。なんということ…。結局今日は…
去年秋に買ったままだったテントを初めて張った。強風注意報の冬の琵琶湖畔で。 シートを広げるだけでバタバタと大きく波打ち、ポールを通すことすら困難、どんどん薄暗くなるなか、管理センターも終わり、このままテントを作れなかったら…というかテント自…