日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

4月7日(火)

卵かけご飯と納豆をもりもり食べて出勤。こんな時世になってから、その時とりあえず食べたいものをどんどん食べている。ダイエット的なことは、またその後。

出勤途中にBLITZさんでコーヒーをテイクアウト。若い方からお年寄りまで、いつも楽しげに人が集っていたコーヒースタンドだけに、悩まれた末、小さなテイクアウト窓だけを開けることにされたと伺った。お客様が来てくださる店ほど、店を開けられない、いま。

f:id:tsurezuresha-diary:20200408142638j:image

店でひたすらネットショップの設定を進める。クレジット決済の審査に2週間かかるのがもどかしい。いくつか本を撮影しては、あれこれ試してみる。2009年、徒然舎はオンライン古本屋だったのだよなあ、なんてことも思いだしながら。

ネットショップ開設の背中を押してくれたのは、ナナロク社さんから届いた贈り物のおかげでもある。絵本『たぷの里』や漫画『夏がとまらない』を描かれた藤岡拓太郎さんの絵のポストカードが、突然届いた。たぷの里の奥に見える、桜が、とても目に鮮やかで、こんなことがなければ謳歌するはずだった春を思い、胸がぎゅっとした。そして、この絵を多くの人に見てもらいたいと思った。

f:id:tsurezuresha-diary:20200408152233j:image

夕方に正社員Iさんが帰り、外も暗くなり、気持ちが下がっていきそうだったので、King Gnuなんて流しちゃいながら、新入荷ワゴンの本を差しながら、棚の手入れをした。手を入れると、棚が息を吹き返す。それがとにかく楽しい。古本屋になってから、この作業に飽きたことはない。この棚の本をお客様に触っていただける日が、早く来てほしい。