日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

11月4日(金)

朝、今日も弁当をつくれる。

開店前にミーティング。忙しさと精神的な面で先月の売り上げはまだ計算できておらず、スケジュール確認と、少しの課題を検討。催事を詰め込みすぎたことを謝りたくなる、けれどその時点では売上的に最善の選択だったはず、とは思うものの、それに伴う準備など諸々が読みきれていなかったことは謝るべきことと思い、ここ数ヶ月の状況への反省と、今後について話す。本当にこういうとき、とても苦しい。自分が話すことがスタッフから理解を得られるのか、と、とても怖い。経営者なんて、上に立つなんて、柄じゃないと、逃げたくなる。でも、今やこれも自分の仕事なのだ。

作業部屋で、TOKYO BOOK PARK × ハンズの商品荷造り。取捨選択しながら詰めていく。すでに36コンテナ分ある。文庫や絵本もたくさん作ったので2,000冊くらいか。ワゴンは2台なので確実に並べきらない量だが、お客さまに昨年くらいの勢いがあった場合は必要な量になる。ひとりでは到底つくれなかった量。一生懸命応えてくれるスタッフありきの催事、今年の集大成が新宿。

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Adobe Expressでバナーをつくるのが楽しい。素人くさいものしか作れないが、その素人くささがちょうどいいんじゃないかと思って、感覚的につくる。文字情報に溺れてしまいがちな日々の中で、とにかくそこから離れられるもの、クリエイティブななにかをしたかった。あとは、意識的に、音楽を聴くようにした。自分で選ぶのではなく、知らない曲を聴く。受け身で、新しい世界を見つけるために。SNSやニュースや広告に、目と心を奪われないように、そんなことを心がけるようになった。