日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

10月25日(火) きれた

今日も店へ行き、終わらなかった月末事務と、終わることのない催事準備とを進めるつもりでいたのだけれど、朝、目覚めたら、駄目な感じだった。急な冷え込みにやられたせいも大いにあるとは思う。昨夜からお腹の具合がおかしく、何度かトイレに行くことになり、早朝には半分寝ぼけながらクローゼットから毛布を出してきてくるまっていた。太閤堂が市場に行くタイミングで家を出るつもりだったけれど、無理だった。

体力と気力、HPのみならずMPもきれたなあ、と、空腹を感じながらも起き上がれずベッドでごろごろしながら思っていた。昔から時々こういう時があるので、珍しいことではない。ただ、年齢の分、戻るのに時間がかかりそうなのが怖い。出張も監査も催事も待ってくれない。

昼過ぎにやっと起きだし、パサパサに固まった冷蔵庫の冷やご飯を洗ってほぐし、納豆と卵とネギで雑炊にして食べる。学生時代に初めて一人暮らしした頃からずっと、なんだか元気のない時につくるお決まりのごはん。ぼんやり食べていたら口の中を火傷して、水ぶくれができた。

食べたら動けるか、と思ったけれどやっぱり無理で、またベッドへ。眠くはなく、いろんなことを考えているようないないような感じで、スマホを眺めたりradikoやラジオクラウドPodcastを聞いたりして、転がっていた。帰ってこいよ、やる気と元気。

17時過ぎ、スタッフから上がる旨のLINEがきて、少しして太閤堂から市場から帰る旨のメッセージもきて、お腹かかえて転がってただけの自分の一日にため息が出る。そして焦る。

リビングまでは動き、ばったり倒れていたら太閤堂帰宅。だし巻き卵と厚揚げ焼きだけつくり、パックごはんや鮭フレークや、太閤堂が買ってきたカットサラダで夕飯。食後に、総合かぜ薬とアリナミン錠剤とビオフェルミンを飲み、早めにお風呂へ。温まるうち、薬も効いてきたのか頭痛が消えていき、あれっ、ちょっと気力が戻ってきている。風呂から上がると、心身共になんとなくいつものような感じだ。髪を乾かしながら、次の催事のときの陳列のことを考えていて、乾いたらすぐブックスタンドを検索していた。木箱も塗りたくて、色の見本となりそうな写真を探す。こんな感じはどう、と太閤堂に見せながら、あ、戻ってきたわ、と思った。

このまま眠れば、明日は大丈夫そう。よかった。

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