日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

4月1日(月)

新年度になった。かといって店として何かが変わるわけではないのだけど、科研費が底をついたから新年度の日付で書類を作ってほしい、という先生からのご注文・ご要望が今年は特に目立ち、年度が変わる今日まで待って発送することになったお客様もいらっしゃる。書店文化の支援、という話があるけれど、消費税なし、キャッシュレス手数料なし、ということが夢のまた夢であるならば、研究者の先生方への科研費を上げてくれれば、必ず先生方は本をたくさん買ってくださるので、書店・出版文化の支援にも繋がるのだと思うのだが、いかがでしょう。(もちろん給与を含め待遇自体を良くしていただければよいのですが。)

 

朝礼のあと、新入荷ワゴンの本を棚に差す。今日はアートとジェンダー関係の本が多め。ジェンダー本を差す、いまは広く「社会」と括っている棚の、動きは速く、入荷は少ない。法律、政治、経済から社会学、世の中が見えてくるノンフィクションもこの棚にあり、今は教育、家族問題、福祉、そしてジェンダー関係もここに配架している。この棚はもっと充実させて膨らませたいと思っているのだけど、あまりにかたい研究書ばかりでは、という思いや、自己啓発や軽薄なビジネス本に近いものは並べたくない、という思いによって、入荷した本からの選定も難しく、なかなか思うような棚ができない。そして、よい本が棚に増えてくると、より売れていくので、また棚は空いていく。目指す棚の姿は年々アップデートされ、どれだけ頑張っても現状には常に満足できないので、棚はいつでも未完成で、永遠に未完成だろう。

 

作業場前の植木、葉っぱが出ましたー!とスタッフが駆け込んでくる。ほとんど諦めながらも、極寒の間は室内に入れ、外に出してからはまめに水をあげてくれていたのはスタッフなので、とても嬉しそう。一気に上がった気温に身体はびっくりしているけれど、植物は素直に喜んでいるなら嬉しい。

銀行と郵便局へ。住民税の支払い、新札への両替、通帳記帳。なんとなく、まちがソワソワしている気がする。

昼は作業場で、夕飯の残りのハンバーグを玉ねぎと一緒にトマトジュースで煮た煮込みハンバーグと、ゆで卵と、小分けして冷凍した80グラムのご飯。ハンバーグが思っていた以上に美味しくできて嬉しい。「ダイアンのガチで!ごめんやす」老神温泉回。地名が懐かしい。

早めに休憩を切り上げて、必死に仕分けと値付け。目がしょぼしょぼになりながら、なんとか「アリス」の口を値付けし終わる。珍しい絵本や、造本がいい洋書も多い。関西蚤の市で喜ばれることを祈って…

f:id:tsurezuresha-diary:20240403023153j:imageご近所のうどん屋「なお」さんがずっと「しばらく休業します」のままなので心配でならない

 

  • 今日聴いたもの…ほら!ここがオズワルドさんち(最終回。なんとなく聴く気持ちになれず、ようやく。真空ジェシカ、まだなんか怖くてハマれない。気にはなるのだけど。もちろん。)、アンガールズのジャンピン(なぜかジャンピンは朝〜昼間に聴きたくなる番組。下ネタコーナーはちょっと浮くけど)、宮下草薙の15分(聴くものがなくなり。今月のサンドリでの草薙が、以前よりいい感じだったので。前に言ってたような、喧嘩腰でバチバチという雰囲気ではなかったのはよかった。)、#むかいの喋り方(作業しつつ。忙しすぎてやめたくなる、んだなあ。実際のところつらいのだろうな)、こねくと(作業しつつ。パンサー繋がり、菅。この時間の生番組のなかでは一番よかった)