日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

4月25日(月) しゃちょう

けっこう眠れた感じの目覚め。残っていたご飯はおにぎりにして、市場へ行く太閤堂に持たせる。

初めての「法人税等」や固定資産税、住民税などなどまとめて納める。うわー大金、と、なんだかハイになって、そのままの勢いで家賃や駐車場代や新刊の精算など次々に振り込む。今日は給与支払日でもあるので、通帳残高がガクッと減っている。ここからまた増やしていくんやで!と頭ではわかっていても、金額の減少だけを見て毎度がっくりしてしまう自分は、基本的には社長の器ってやつじゃないんだろうなあと毎月つくづく思う。

店舗の保険更新で保険屋さんから、電話口で社会保険労務士さんから「社長さん」と呼ばれてムズムズする。なんかまあそういうことではあるのだけど、1年経ってもまだ慣れない。そんな器じゃないですよー、という気持ちがある一方、いや、お前は実際社長なんだから自覚とプライドもって立派に務めろよ!と、自分に対して歯痒い気持ちもある。

「BOOK DAYとやま」準備は大詰め。ガレージにバナナ箱15箱分つくれた。外の倉庫にある分を足せば、2日間は大丈夫そう。どんなイベントでもなぜか途中で心許なくなるお釣りの小銭もたっぷり用意した。あとは木曜に積み込むだけ。…なのだが、まったく、どれだけ準備しても、やっぱり何か忘れてしまっている気がしてしまうんだ。

夕方、ふしぎな「ファンレター」が届き、みんなで怖がりつつも笑う。誤字誤住所誤情報だらけなのだが、たぶん徒然舎さん宛だと思って、と、自信なげに郵便屋さんが届けてくれたところからして怖くて面白い。ひとまず、いい店だと褒めてくださっているのは確かなので、お気持ちをありがたく頂戴する。

17時、1週間遅れでスタッフさんのバースデーをケーキで祝う。時節柄ホールケーキではなくカットケーキをひとつずつ、バックヤードで数人ずつ、コソコソ食べる。徒然舎的には週末の今日、疲れてきた夕方のケーキは心身に染み渡った。スタッフみんなの笑顔も軽いおしゃべりも、嬉しいなあと沁みる。社長がんばるよー

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