日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

3月15日(金)

久しぶりに太閤堂が買取に出ない日。残りもののサラダに冷凍のカレーコロッケをのせて弁当にする。

朝礼のあと新入荷ワゴンを撮影し、棚に差す。今日は物理、科学の本が多め(選んでワゴンに入れてくれているのはスタッフ)。実際のところ自然科学の棚は、植物や動物、昆虫の本が動くくらいでその他は動きが少ない。けれどなぜか買取することは多くて、数学や人工知能ユークリッド幾何学相対性理論の本などが棚に並びがち。売れないまま入れ替え時期になり、棚から抜くことも多々あるけれど、このジャンルの棚は無くさずきちんと維持していくと決めている。

 

今日はとにかく「岐阜駅本の市」の売り上げを確定させることに注力。スタッフが数え、計算し、まとめてくれたデータと、各店ごとの振込明細をアナログに確認していく。自動計算で四捨五入の扱いが何かしらあって、1円違っている箇所など見つける。

その数字をもとに、イベント全体の収支もまとめていく。会場使用料やビジュアルデザイン料、机のレンタル料、思いがけず買い足しまくることになったレジ袋など、細かなものまで支払分をとりまとめる。グッズが缶バッジ以外完売したことで、プラスになったのもありがたい。結果、なんとか赤字にはならずに着地することができたことがわかり、本当にホッとする。

初回開催、どうなるのかは蓋を開けるまでわからず、諸々足りない分は当然うちが持ち出すつもりでいた。集客も不安だったので出店料はできる限り抑え、後援や協賛も特になかったため、正直なところ、がっつり負担するつもりでいた。それが、こうした終わり方にできたことで、次回への思いは、シンプルに前を向けるものになれそうなのが嬉しい。

 

とにかく計算に集中していて、気持ちもずっと計算にあって、売上報告メールを出店者さんに送った18時過ぎまで落ち着くことができず、そういえば一切SNSに投稿できていない一日になってしまった。明日は新入荷棚の投稿をしないと。

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  • 今日聴いたもの…空気階段の踊り場(かたまり第一子誕生。どんな気持ちになるかなと思いながら聴いたけれど、もぐらのツッコミや立ち位置がほどよく、滑らかに聞くことができた。「たつまる」と久しぶりに聴いて、少し胸がぎゅっとした。もぐら自身もいろいろ思うところはあるだろう。)