日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

12月16日(土)

これで3日連続、日記を書きかけで寝落ちしてしまっている。健康上は良いことなのだけど、なんとなく残念ではある。

今朝、家を出るともわっと暖かく、それはまるで梅雨時のようで、なんとも気持ち悪くなった。今日も倉庫作業の予定なので、それなりに厚着をしてきてしまった。

朝礼に、久しぶりのスタッフさんの顔と声。フィンランド旅行から、昨日ぶじ帰ってきてくれた。彼女の笑い声があるとやっぱり嬉しい。

開店までに、新入荷ワゴンの本を棚に差す。今回は大判が多くてワゴンが重い。サイズやジャンルや価格帯がランダムになるよう値札をつくっているが、新入荷ワゴンはスタッフさんが整えてくれるので、またそこでシャッフルされるのが面白い。

今日も店頭買取のお持込や、出張買取のご相談が続く。前店舗の頃からお持込くださっているお客様が、太閤堂と言葉を交わしながら、とてもよい笑顔をされている。「大切な本の嫁入りなので、いい人に仲人になってもらいたいですからねえ」と仰るお客様が、出張買取の日程の相談まで終えてお帰りになる際、太閤堂と握手して深々と礼をされている。もちろん努力もあるとは思うが、これはもう太閤堂の才能なので、わたしにはできないことなのだよなあ、と、思う。

お客様の切れ間に、岐阜駅へ。クリスマスマーケット開催中の会場へ、春の新イベントの下見へ。派手すぎないクリスマス飾りが上品で、無理しすぎていなくて、いい雰囲気。さほど広くない気もするけれど、そのくらいの規模感だからこそつくれる空気感があるはず。写真や動画を撮り、急いで店に戻る。

岐阜駅のスーパーで買ったエリックカレーのバターチキンカレーで昼食。辛さは控えめだけど、このくらいがわたしの舌にはちょうどいいのだよなあ。太閤堂が除けたパクチーが追加されていて美味い。

16時過ぎに店頭買取がひと段落して、倉庫へ。覚悟していたほどはやはり寒くなく、ちょうど気持ちいいくらいの空気。先日のイベントから帰ってきた絵本や映画パンフ、文庫を、拭いて状態を確認しながら仕分ける。気づけば年内営業日は10日もない。イベント出店準備は3つ分ある…。

終業後、フィンランドのお土産に、エコバッグをいただいた。なにより、彼女が旅先でわたしのためにと選んでくれたことと、何時間も飛行機に乗り海を渡ってきたものだということが嬉しい。

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