悪夢らしい悪夢を見て目が覚め、苛々しながらイヤホンを耳に差し直してお笑いラジオを流してまた寝てやる、というのを何度か繰り返して朝。太閤堂は少し前に買取先へ出発している。
朝礼のあと、届いていたスタッフレコメンド本を新刊コーナーに並べる。思っていたより売れたり、思ったようには売れなかったりして、新刊コーナーの調整はいつも難しい。やはり新刊についてはまだまだだなあと、いつも思う。
みんなほとんどPOPは書けていない。わたしもようやく本に気持ちが向かえる感じになってきたので、少しずつ書いていくことにする。茨木のり子『言の葉さやげ』をぱらぱらめくると、時々目に入る言葉だけでも、鋭く胸まで刺さってくる。詩を解すと言う自信はないけれど、茨木のり子の言葉はいつも特別に感じる。だからこそ、読みあさって、読み終えてしまうのはもったいなくて、少しずつ、ぱらぱらとしか読めずにいる。
どうしても断りきれずお客様にお昼をご馳走になってきた太閤堂とスタッフが買取から戻る。このタイミングで昼を食べなければと思い作業場へ。しかし朝からバファリンと太田胃酸と正露丸を順に飲んでなおなんとなく調子が悪く、パックの小盛りご飯と、宮崎の炭焼地鶏風のレトルトパック、フリーズドライの野菜スープをなんとか食べる。「本日はダイアンなり シーズン2」先週分の残りと、TVerアワード受賞特番?に津田とみなみかわが呼ばれている動画で笑う。
その後は、スタッフが数え、確認し、まとめてくれたデータをもとに、「岐阜駅 本の市」の売上確定作業と、そこから始まる各店への振込明細づくりや、アクティブGさんへの報告書づくりをこつこつ進めていく。ようやく終わりが見えてきて嬉しい。が、絶対に間違えるわけにいかないプレッシャーも、同時に強くなってくる。明日、なんとか確定して、出店者さんにメールを送りたいのだ。
閉店間際、商店街での焚き火イベントにやってきた税理士さんがニットキャップのカジュアルスタイルで現れて驚く。われわれよりよほど気さくに広く交流されているようだ。少し、迷ったが、人見知りで酒も飲めず夜目もきかないので振る舞いに困るであろうことと、体調的にもう無理そうだったので、申し訳なく思いつつ失敬する。
わざと?たまたま?