日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

3月17日(日)

昨日は、朝礼のあと文庫を棚に差した以後は、ときどき事務をしたり本を触ったり昼ごはんを食べたりする以外ずっと、「岐阜駅本の市」の会計をまとめていた。急遽買うことになった大量のレジカゴやコイントレーや電卓やレジ袋など、ありがたくも想定外の出費は嵩んだ。とはいえ消耗品なのはレジ袋くらいなので、このイベントの未来への投資だと思えば気にすることもない。

その後作りはじめたアクティブGさんへの売上報告書に、考察と反省、今後の対策をきちんと書きたくて、あれこれ思い出しては書き出していくのも時間がかかった。アクティブGさんとの信頼関係があったからこそ、今回のイベントが今回のかたちで開催できたのは間違いなく、感謝の気持ちを込めて、じっくり3枚にまとめた。

18時過ぎにメールを送信し終えると、気が抜けて一気に疲れてしまい、夜は花粉症の薬も飲まずに寝てしまった。

 

今日。春のようだった昨日の陽気は去り、曇天でときどき小雨。気温も下がり、サンビルらしいお客様は少なめ。静かな男性のお客様多めの日曜日。

朝礼のあと、新入荷ワゴンを棚に差す。叢書ウニベルシタス多め。ウニベルシタスは、思想家哲学者の名前ごとに並べているもの以外は思想哲学の棚の最下段にまとめているけれど、そちらも飽和状態。下げるのはまだ勿体無いので、社会学の棚に並べられるものはそちらに移動。最近、社会の棚は動きが早くて本が不足気味で気になる。少し前にお買取した昭和の詩集や小説が続々と値付けされてきていて大幅に入れ替え中。渋めの棚になってきて楽しい。

「岐阜駅本の市」関係の事務がだいぶ片付いたので、後回しにしていた会社の決算や労務の事務を進めつつ、本の仕分けと値付け。とにかく文庫がどんどん売れていくので、買取したものの仕分けと値付けをどんどん進めないと棚が寂しくなってしまう。小さくて薄くて、がんばって作業しても積み上がるボリュームは迫力がないのでなかなかモチベーションが上がらないのが文庫だが、淡々と、進めるのみ。

昼にクリーニングを出しに行く。太閤堂が、来月の全古書連総会歓迎大市に行くとき用のジャケットなど。お店の方がポケットを探り「あら」とそのまま手渡してくれたのは、たくさんの名刺と一万円札。うわ、去年の大市で着たままだったのか…大丈夫か…。少し料金を追加して、丁寧洗いコースにする。

昼ごはんを買いに寄ったスーパーで、イラストがヨシタケシンスケに変わった「ぽたぽた焼」を見つけて買う。あのおばあちゃんが変わってしまうことはニュースになっていたけれど、ヨシタケシンスケの絵は自然に馴染んでいる。お菓子コーナーに置いておくと、ヨシタケシンスケ好きのスタッフがすぐに見つけて手に取ってくれて嬉しい。でもなんだか少し小さくなった?薄くなった?と、みんなで話した。

f:id:tsurezuresha-diary:20240319003712j:image太閤堂はカップ麺食べるとき麺つかみすぎだといつも思う

 

  • 昨日と今日聴いたもの…空気階段の踊り場+アフタートーク(かたまり父に。もぐらの先輩トークに少し切なくなる。久しぶりの「たつまる」の名前も。もぐらの合いの手のおかげで、単にエモい放送にならず、独身も子どもなしも離れずに聴ける感じになっていて、プロの仕事を感じた)、さまぁ〜ずのさまラジ(作業しつつ。基本的には聴き流すだけ、時代に合わない昭和感が出そうなときにはハラハラしたりする番組。でも今日、クイズの回答が大喜利のようになったときは、さすがの面白さだった)