日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

2月22日(木)

なんとなくコートを着たくなくて、しっかりしたヒートテック上下で下ごしらえして薄着風で出勤。

朝礼のち、文庫棚の手入れ。一年動かなかったSF文庫を下げて、新入荷のミステリをさしていく。棚の本が入れ替わるのは嬉しい。棚一段分があいてしまったので、岩波文庫の緑や黄色も早めに値付けしていこう。

先日来店してくださった市の施設の方が、戦前の岐阜の絵葉書をまとめ買いしてくださる。オリジナルトートバッグを見て褒めてくださるが「卸したりはされないんですか?」と言われて戸惑う。考えたこともなかった。

昨日、スマホで確定申告しながら気になったセルフメディケーション税制について、協会けんぽに電話で問い合わせる。それは税務署が…と言われたので、いや、租税特別措置法施行令第26条の27の2第1項の規定に基づいての証明というのがあるようで…と返しながら、久しぶりに、というか法令出版社辞めて以来初めて「租税特別措置法施行令」って言ったなあと思った。口にして気持ちいい単語だなあと、あの毎年の法改正作業(官報の切り貼り)は嫌いじゃなかったなあと、思っている自分に気づいて愉快だった。(ちなみに、税務署の求めがあるまで証明書は不要でした。)

会社印、代表者印を押す仕事を、地道に慎重にこなしていると、東京から大市の荷物が届きました!とスタッフの声。20箱あるそうです、どうしましょう…と。恐縮しつつ、半分だけ2階の事務所へお願いすると、なんと2個ずつ抱えて運ぶ佐川のお兄さんの激しい息づかいが聞こえてくる。新品の巻きダンボールを片手に抱え、本のダンボールがいくつも乗った台車を片手で押していた、という目撃情報も。そのタフさに感心するばかりの我々。下手に手伝うのはやめ、ただただ感謝する。

15時、作業場でお昼。久しぶりに持参した弁当と、フリーズドライのスープ。いろいろな意味で、やっぱり弁当を持参するべき。TVerで見たいものがなく、しかたなく『これ余談ですけど…』動物好き回を見る。まあまあ面白い。しょこたんの化粧が怖い。

そのまま作業場でDVDの値付け。各社動画配信サービスで見られない、セルDVDも廃盤になっているもの、というのはそれなりにあるのだなと、しみじみ思う。

6時前に切り上げて店に戻り、事務の続き。ふと、もう来週末に迫った「岐阜駅 本の市」のレジのことが無茶苦茶心配になってくる。その不安の込み上げようはちょっと普通じゃなく、うわ、更年期障害のやつか、と意識してしまう。いかんいかん、と、自分をなだめる。終礼で、そろそろレジが心配で、と切り出すと、明日から準備して、この日にみんなで練習やりましょう、それで大丈夫ですよ、とてきぱき話してくれるスタッフの言葉に、一気に安心する。そうだよな、わたし一人がレジやるわけじゃないんだもの。

夜遅く、ON READINGさんから連絡。そうだよな、わたし一人がやるイベントではないんだもの。やることはやったはず。あとは落ち着いて、自信をもって。

f:id:tsurezuresha-diary:20240223005802j:image久々に「ゆうゆう窓口」に行った。旧店舗の頃、店を閉めてから冊子小包出しに来たりしてたなあ。21時までになってしまっていたんだ。

 

  • 今日聴いたもの…銀シャリのおトぎばなし、#むかいの喋り方(代打ヤーレンズ、楽しみにしてたが早口で聞き取りづらくて途中で断念。好みの問題か?年齢のせいか…?)、ナイツ ザ・ラジオショー(アシスタントがハリセンボンはるかの曜日が一番好きだなあ)