日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

1月11日(木)

今日はだめな日だった。

朝礼後すぐにミーティング。大きな議題はなく、スタッフに話を振るほどには気持ちが上がらず、逆にどんどん下がってきたので早めに切り上げる。

他の方が出したゴミが漁られてきな粉と紙コップが散乱しているのを片付けたり、かかりつけの眼科に目薬だけでももらいたいと電話したら酷い対応をされてしまったり、こういうときは散々なことが続くものだ。

朝食を食べなかったせいか寒くて身体が固まってくる。キーボードも打ちづらい。昨日買ったインスタントの出汁スープを飲んでプリッツを齧ってみる。出汁スープ美味しい。公費書類をつくったり定休日中の帳簿をつけたりしてから店を出る。銀行で新札に両替。物腰が柔らかで好きな窓口の人に当たったのは嬉しい。郵便局にも行き新刊の精算をATMで支払う。

帰りにコンビニでホットドッグとボルシチ、GABA入りだというドリンク、太閤堂に銀座デリー監修の辛口カレーパンを買う。「これ、ほんと辛いですよ!飲みもの用意してから食べてくださいね。うちの娘は無理でした!」とレジの女性が話しかけてきてくれて和む。作業場で「本日はダイアンなり シーズン2」見ながら食べる。出町柳商店街に行っていたが、わたしの住んでいた頃とはもちろんずいぶん変わってるなあと思いながら眺める。ただ、橋から商店街に向かう途中に、あのゴミ屋敷が(さらにパワーアップして)残っていたのが懐かしかった!(ダイアンも「すごいな」と小声で言っていた)

そのまま作業場で文庫の仕分け。火曜の市場でもピカピカの岩波文庫は高かった。お買取した文庫の在庫はたくさんあるが、検品して拭いたりカバーをかけたりしてから出すので手間がかかってしまう。そして小さいので、がんばって作業したつもりでも、なかなかカサが増えなくて心が折れそうになる。それでもやっぱり今日も安いものから高いものまで文庫はよく売れた。地道に作業し続けるのみ。

夕方、アルバイトさんを見送り、店へ戻る。息を整え、値札づくり。本を触っていつもの作業をするのが一番心の平安に繋がる。明日は新入荷ワゴンを入れ替えよう。

太閤堂は、注文した啓翁桜が届いたので、せっせと枝を切り、花瓶に差し、スタッフのみんなが持ち帰れるよう銀紙を巻いたりしていた。年明けからずっと2階のWi-Fiの調子が悪かったのも、ケーブルを2階まで延ばしたりルーターを追加したりしてなんとかなったようだ。わたしがなんとも上がらない日は、太閤堂ががんばってくれる。

そんな太閤堂も疲れたのか、帰宅後、水を入れずに炊飯器をセットするというなかなかのミスをおかした。なんだか焦げ臭いな、と思ったら、10分もせずにアラームが鳴り、開けたらホカホカの米があった。急遽、玉子丼の予定だった玉ねぎをみじん切りにして炒め、米も炒めて、シーフードミックスと煮て、ピラフ風にしてみる。なんとか食べられるものになったので、一日の締めくくりとしては、まあ、いいかな。

明日は元気でありますように。

f:id:tsurezuresha-diary:20240112000633j:imageのはら湯さんに救急車と消防車が来ていた

 

  • 今日聴いたもの…有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER(「安田和博のほうれん草」安田さんが噛むたびどきどきした。有吉は紅白で緊張なんてしてなくて、「初々しい感じ」というのをやってみていただけ、変にボケたら怒られるし、緊張してうっかり裸足で出てきちゃいましたってテイで面白いことをやってた、という指摘が目から鱗。たしかに。)、銀シャリのおむすびラジオ