日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

2月9日(金)

呼吸の浅い一日だった。

ご来客、お電話、LINEやメール。ふだんと違うフィールドからのものが次々とあり、戸惑いつつもなんとか対応し続けていたら17時前になっていた。

こんな日はそういうものなのだろうけれど、対応の合間に、イベント準備で備品を買おうとしたらカードがエラーになり、アプリをアップデートしようとしたらパスワードがわからず、イベント用のGmailはまた送信がブロックされ、まったくなんなんだよもう!ということの連続。

開店前に新入荷ワゴンの本を棚に差したくらいしか、古本屋らしい仕事ができなかった一日だった。不思議なものだよなあ。古本屋の仕事しかしてないのに、本を触れない日があるなんて。

夕方前、いつも来てくださるお客様が「はい、これ、わかるでしょ」と温かい四角い包みを握らせてくださり、もちろん!とお答えして、すぐにかぶりついた御座候の美味しさが沁みた。

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ヘロヘロになって帰宅し、自宅の宅配ボックスに届いていたヨドバシからの荷物を開けたら、頼んだ覚えのないフライパン一個だけが入っていた。まったくもって、そういう一日。

明日はいっぱい本に触りたいよ。

 

  • 今日聴いたもの…Audible「地球にちりばめられて」多和田葉子(息の浅い夜にぴったり。聴くうち心が落ち着いてくる)