日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

2月2日(金)

お金まわりの仕事を、大きなものから小さなものまでまとめてこなしていたら、すっかり気が滅入ってしまった。

ホルモンバランスも自律神経も乱れはじめた。昨日まで好調だったのになあ(貴重な好調な期間だな、という自覚はあった)。

閉店までの少しの時間だけ、もくもくとこまごまと、本の感触を確かめながら仕分けて、心を落ち着かせようとした。ただ、あとに控える本の山を思ったら、こまごました仕事の仕方じゃだめなんだな、となり、しゅんとしてしまった。

ほんとうは、ぜんぶの本を、ぜんぶ自分で検品して値段をつけてカバーを巻いて値札を貼って棚に並べたい。でも、本を売ることを仕事にする、ということは、好きなことをやってるだけではいけないのだ。もちろん大半は好きなことをやっている。けれど、好きじゃないこともやらなきゃいけない。好きじゃないことを、誰かに全部やってもらうわけにはいかない。

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