日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

1月19日(金)

昨日から日常に戻ったが、休んでいたせいばかりとは思いたくないが、なにかと立て込んでしまい、呼吸が浅くなってしまうのに気づいて深呼吸して、本に値段をつけて息を整えたりする昨日今日。

今日は税理士さんの監査がある日。それでなくても前日からバタバタするのに、昨日ふと思い出した労務まで重なってきて、さらに実家もあれこれあるので、頭の中がこんがらがる。しかしまた胃を絞り上げられてはたまらんので、とにかく深呼吸。冷静に優先順序をつける。

労務の下準備をするうちに税理士さん到着。挨拶だけして太閤堂は買取に出発。年末調整のことから始まり、あれこれ話す。今日は雑談の隙もないくらい話題、課題多め。

チェックを待つ間、店に戻る。イベント関係のお返事を書いたり、労務書類を唸りながら作ったり、作業場から持ってきた絵本の名札を作ったり、保護猫ライブカメラを眺めて息を吐いたりしているうちに時間になり、税理士さんのもとへ戻り、報告を聞く。株式会社徒然舎の3期目もあと2か月。なんとかがんばろう。

税理士さんを見送ってから、面倒だったが身体が芯から冷えているのを感じているのでコンビニへ。クラムチャウダーとおにぎり、ホットコーヒーレギュラー薄めを買う。これで600円超えかあ。「本日はダイアンなりシーズン2」見ながらレンチンしたクラムチャウダーをすすり、一気に指先まで温まる。コーヒー、もう胃は大丈夫そう。

作業場で少しだけ仕分けと値札づくり。最近譲っていただいた、社長さんの長年のコレクションに手をつける。すべてグラシン紙がかけられていて、新聞や雑誌の書評をコピーして切り抜いたものが丁寧にあって挟んであるものも多い。ページを傷めないようフィルムでなく紙の短い付箋が貼られていて、わたしと同じ付箋だ、と思う。ほんとうに本を大切にされ、そして読んでこられたのだなということがわかる。1時間以上電車に乗り何度も当店に来られて、店を見て棚の本を見て店主と話して、この店なら自分の可愛い本たちを嫁にやってもいいと決めた、と仰っておられたのも納得の、本の可愛がり方だ。よれたグラシン紙を外してOPPカバーを掛け直し(視認性がいい)、埃を払い、書評は整理し、帯やしおり紐も整える。大切にお手入れして、店に並べさせていただきます。今日は海外文学を少し値付けした。

6時前に店に戻るとすぐに出張買取の太閤堂とスタッフさんが帰ってきた。お買取先の都合で今日は短時間しか作業ができず、残りはまた来月になった。労務書類を地道につくり続けて終業。終礼の終わりに太閤堂が「岐阜駅 本の市」のSNSビジュアルをスタッフに見せるが、よい反応でホッとする。夜、告知する気力が湧く。あれこれ途中になってしまったので8時過ぎまで残ってキリをつけてから帰宅。

夜22時。埋められた和田に叫ぶ大城を見つつも(水ダウ)、「岐阜駅 本の市」の開催告知。なんとか告知できてよかった。しかしひとつ終われば次の、また次の、さらに次の“やるべきこと”が襲ってくる。いや、ひとつ終えたことを喜ぼう。

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  • 今日聴いたもの…爆笑問題カーボーイ中川家ザ・ラジオショー(仕事しながら1時間だけ)、83 Lightning Catapult(終わっちゃうのは寂しい…妙にのびのびしている酒井ちゃんトークと「宿題」が良かったのになあ。スポティ家はシビア)