日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

1月20日(土)

昨夜久しぶりで喜んで食べたスガキヤの生ラーメンと冷凍餃子2個。なにに負けたのか、夜中にお腹を下す。まだだめなのか…。胃はだいぶ持ち堪えるようになってきたというのに。

暖かいという予報だったけれど、雨ではよくわからない。湿度が戻った空気はやさしい。

 

とにかく今日は、すっかり忘れてしまっていた書類を作らねばならない。36協定届と、変形労働時間制の協定書と届と会社カレンダー。会社員時代、強制加入だった労働組合のことを思い出す。メーデーのとき謎のデュオの演奏で聞いた歌「働くのは8時間!休むのが8時間!あとは自由な8時間〜!」。あの頃は “敵“ だった「経営側」にいるのだなあ。それを思うと不思議な気持ちになる。

しかしとにかく労務書類は捗らない。金額は小さくとも開業時からずっと続けてきた税務に比べて、まだ3期目の会社の労務はわからないことだらけで、何度も思いっきり投げ出しそうになる。まあ、投げたとて誰かが拾って代わりにやってくれるわけでもないし、自分をなだめながら少しずつ進める。

 

一方で、突然胃をやってしまったあの日に端を発して、徒然舎の本の流れ、店に本を出すオペレーションを変えようという動きが始まっている。みんなで手分けして手を掛けている本たちを、最終的に店に出すのがわたし一人という現状を変えられないか、という取り組み。わたしの負担が大きすぎることを心配して、スタッフが提案してくれたのだった。イベントや事務が立て込む時期に、新しい本を店へ出すペースが遅くなってしまうことに悩んでいた。売上というよりも、わざわざ足を運んでくださるお客様に新しい本をお見せできなくて申し訳ない、という思い。

ただ一方で、経験を積み重ね感覚を研ぎ、職人仕事のように棚をつくってきたという自負はあるので、さらりと機械的に単純化してしまうわけにはいかないとも思う。徒然舎らしさを失わずに、どう効率化していくのか。これから少しずつ試行錯誤しながら分業化を探っていくことになりそう。

 

書類作成から逃れるように、作業場で「本日はダイアンなりシーズン2」見つつお昼。久しぶりに弁当持参。自分の弁当はあまり美味しくは感じない。自分で作ったものの味は予想を超えてこない。

昼休みを早めに切り上げて作業場の本の仕分け。黙々と作業は進むが、本は次々やってくる。本を扱う量が増え、よい本に出会う確率も上がって嬉しいけれど、仕事の仕方は考えていかなきゃいけないってことだな、と、改めて感じる。

(ここまで書いて、寝る)