日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

1月9日(火)

なにやらあるといって太閤堂は先に家を出て行ったので、電車で名古屋古書会館に向かう。久しぶりの電車移動。スマホを見ていると酔いそうで、AirPodsradikoを聴く。聴取期限が近かったので選んだ「#むかいの喋り方」がしっくりくる。紅白の話、KEIRINグランプリで677万当てた話、エレカシ「俺たちの明日」。

今日は名古屋古書組合の初市。大鍋で湯煎された甘酒缶と、缶入りおかきが振舞われている。一昔前は、一升瓶の隣に湯呑みが並び、安いちくわが積まれていた。ちくわを食いちぎりながら湯呑みで酒を飲んでいる古本屋たちというのも風情はあった。

年末年始を挟んで久々の市場なので、出品も来場者も多い。大島弓子関係の縛りを見つけて、久しぶりに自分たち主催の市場でいくつか入札する。13時に開封が始まり、事務所に戻る。秋から導入された会計システムで多分3回目の事務だが、月に一度しか触らないので、ひと月の間にすっかりやり方を忘れている自分に呆れる。手探りで思い出しながら開封結果を入力していく。途中で席を移りレジへ。順次お呼び出しをして会計をしていく。今日は事務所のメンバーにお休みが多く、一方、出品数は多くて、いつも以上にバタバタする。急遽発送になったお客さんに対応するなどするうち時間が流れ、会計を締め終わったら16時だった。疲れた。

17時半過ぎまで事務所でだらだら過ごし、みんなで歩いて栄へ。太閤堂たっての願いでの新年会。あまりプール金がないタイミングのため、少しの会費で補うスタイル。

声を張らなくてもおしゃべりできるよう個室のある居酒屋を、という観点から候補を挙げたうちのひとつを太閤堂が予約した、そんな店のはずだったのに、ホストクラブのたち並ぶエリアの谷間に現れたその店は見るからにいかがわしく、いい加減で、大前提だった個室ですらなく、壁の虎の絵は胡散臭く、コートハンガーは傾いていて、飲み放題のビールサーバーは一巡目で壊れ、ひどい料理は量すらなく、店員はたぶん売れないホストたちの下働きで(古本屋ぽらんくん説)、とまあこうして振り返ってみるには面白い、ということしかない店だった。

早々に切り上げて2軒目に入った養老乃瀧グループの海鮮居酒屋で、温かくて安くてちゃんとした料理が出てきただけで、皆で快哉を叫んだ。

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市場でふいに、仲良しの古本屋さんに、元旦から日記書いてたんですね!まとめてぜんぶ読みましたよ!と言われてしまって、返答に窮する。ありがとう、も違う気がするし、読まないでよ、でもないし。

なんで日記なんて書いて公開してるんだろうなあ。

 

  • 今日聴いたもの…#むかいの喋り方、ほら!ここがオズワルドさんち Podcast(畠中の熱愛発覚回。ルームシェアしてる芸人たちが告白を後押ししてくれて、付き合うことになったとき一緒に喜んでくれた、なんて素敵な話。そんな部屋に、付き合う前に遊びに来てボードゲームしてたという井上咲良もいい子だなあ)