日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

9月8日(金)

嬉しいことに、不調の出口が見えた。朝はやっぱり頭が重くて、いったんバファリンを飲んだものの、夕方になるにつれ頭の靄が晴れてゆく感覚があって、帰る頃にはいつもと同じくらいの、一日働いて疲れたわたしだった。

重い頭ではあったもののどうしても今日やるべきことはあり、太閤堂と出かける。ずっと借りてきた倉庫の大家さんである、和菓子屋さんへ。旧店舗の頃から、たぶん10年近くお借りしてきた倉庫。思い出はたくさんあり、徒然舎が成り立ち、成長してこられたのはこの倉庫のおかげだった。そんな思いを込めてご挨拶する。帰り際、ぐっと目を引かれた大きな鬼まんじゅうを6個買う。フォカッチャのような大きな蒸しパン風のスタイルで、六切れ分を切り分けてくださる。一切れがずっしり重く、夕方に食べたら満腹になった。

法務局で会社の印鑑証明書をとり、コンビニで自分の印鑑証明書もとる。それでも慣れてはきたものの、ひとつひとつにまだ緊張はある。こういうことをするたびに、こういうことをする人生になるとはなあ、と、いち会社員だった自分を思い出す。

コンビニで買ったざるそばのつゆに、冷凍とろろを混ぜて昼食。ゆで卵もひとつ。「本日はダイアンなり シーズン2」を途中まで。もったいなくて。15分仮眠。

その後は、「日本の古本屋」の入力チェックと、絵本の仕分けをしつつ、値付け。帳簿をつけたりしながら。そろそろ店にも気合いを入れ直さないといけない。と、前向きな気持ちが湧いてきたところで閉店。

帰りにスーパーに寄れるところまで気力体力が回復してきた。はやく「西武池袋の日々」を書き進めたい。

f:id:tsurezuresha-diary:20230908235254j:image写真を撮る余裕はなかった