日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

2月5日(日)

朝礼。今日はアルバイトさんが誰もいない。そろそろ考えないといけない。

レジ前のカウンターに積み上がっていた新入荷の文庫を棚に入れていくことから始める。見やすく積み直して撮影してから、ジャンルごとに仕分け、棚に差していく。同時に、長く動いていないものを抜いていく。新入荷ワゴンよりは時間がかからないが、それでも30分くらいはかかってしまう作業。単純だけど、店づくりの要の仕事。

開店直前、店先の100均棚に、倉庫から持ってきてもらった除籍本を追加する。昨日、ユングとJ.S.ミルの著作集はじめ60冊くらいをまとめ買いしてくれた常連さんもいて、かなり減ってしまった。

昨日に続き今日も店頭買取が多い。そして、百科事典の一冊をお持ち込みの方も2件(丁寧に説明してお断りする)。春に向けて、みんな動き始めたのだな、と体感する。買取受付フリーダイヤルもよく鳴り、今日も急遽ダブルヘッダーで出張買取に行っていた。「本が足りなくて困っています、の固定ツイート外して」と太閤堂に頼まれる。足りないっていうから電話したんだが!という電話もきてしまったらしい。

あったかくなってきたな、と思っていたのに、作業場へ行ったらぶるぶる寒さを感じてしまい、先に弁当を食べることにする。久しぶりに手製弁当と味噌汁で昼食。今度は体温が上がって眠い。

そのまま作業場で静岡買取本の仕分けを続ける。静岡へ3回目に行く予定日まであと1週間ちょっと。市場が終わったばかりだけれど多めの買取が続いていて、ありがたいけれど倉庫とスケジュールがどんどん埋まってくる。仕分け作業が詰まり気味でスタッフが重く感じ始めている気配もある。わたしも頑張って仕分けをペースアップして安心させたい。

買取が無かった時期は物凄くつらかった。とにかく売るものがなければ仕事にならず、懐事情も苦しい。とはいえ、大きな買取が続いても、支払でキャッシュが減り、忙しすぎて空気が難しくなったりする。仕入れのタイミングも量もコントロールしきれない仕事だけに、全体のバランスをとるのが本当に難しい。

閉店後、ご近所の美容院へ。ガラッとヘアスタイル変えたいな、といつも思っているけれど、スタイルを考えるための知識も、カラーやパーマのための長時間の余裕もなくて、結局いつもの切りっぱなし。秋に開催予定の「美殿町本通り」と、来週月曜の商店街懇親会のことを話す。

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新ショップカード到着!武藤良子さんの絵と、リトルクリエイティブセンターiくんのデザインが響き合っていて素敵な出来!