日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

10月18日(火)

今週も市場へ。夏場の買取不足をきっかけに毎週市場へ通うようになりひと月ちょっと。もうすっかり顔馴染みの古本屋さんがほとんどだというのに、いまだに、ホームである自分の所属する市会が運営する日以外は、なんとなく緊張している。

市場は、とにかくたくさん本を見て、入札して、落とせたり落とせなかったりしながら、学ぶところ。だからとにかく毎週来なきゃダメだし、入札しなきゃダメだ。亡くなった鯨書房さんに言われたことを、今でもしょっちゅう思い出す。

イベント参加で削られるメンタルと体力について、週7「サ活」について、品川駅エキュートのモーニングメニューについてなど古本屋さんたちとお喋りし、結局なにも入札せずに市場を出る。

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東京で覚えたドコモのレンタサイクルが名古屋にもあると知り、最近は便利に使っている。名古屋古書会館からも近いファミマにもポートがあり、借りて今日は正文館書店本店へ。大きな本屋さんなのだけど、年季の入った建物の味わいもあって、気楽なまちの本屋らしい雰囲気が漂い、ちょっと疲れているときにも居心地がいい。よーし、本を探すぞ!と気合を入れていなくても、なんとなくぶらぶらと歩いていると、あれ、こんな本出てたんだ、という本(必ずしも最新刊でなくても)に出会える感じがある。今日は3冊買った。

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名古屋に暮らす母と、栄の雀おどり総本店で待ち合わせ。久しぶりに外でお茶をする。先に着いていた母が注文していたクリームあんみつのボリュームがすごい。フルーツとアイスとあんこと寒天のほかに、ういろうや白玉やわらび餅や求肥までのっている。名物、との文句にひかれて頼んだクリーム白玉も、白玉の大きさと量に(甘いものがさほど得意でないわたしは)圧倒される。最後の1個は苦しかった。

さっき買った本の話から、山田五郎YouTubeを見ているよ、という話になり、「ぶらぶら美術・博物館」がすごく好きだけどYouTubeは怖くて(課金されそうで)見たことがないという母に、YouTubeのアプリをダウンロードし、「山田五郎 オトナの教養講座」のチャンネル登録までして、さっき買った公式本も渡す。あんなに博識なのに全然偉そうじゃないし、嫌な感じがなくて、話も楽しいからすごいねえ、と、母も言っていた。