日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

9月19日(月)

早朝、窓の外で吹き荒れる風の音に起こされる。気になって寝つけないので、そのまま日記を書くことにする。暴れる風音を聞きながら、今日は17時閉店にしよう、と思い、さらに暴れ続ける音に疲れてきて、やっぱり15時閉店にしようと決め、爆笑問題カーボーイを聞きながら二度寝

朝礼でその旨を伝えると、びっくりしつつも嬉しそうな反応だったのでよかった。時給のスタッフもいるので気になっていたけれど、ここまでの風台風は久しぶりなので、明るいうちに帰れるほうがお互いに安心だろう。

すぐに閉めるし、という気楽さで開店したが、暴風のなか結局3時間で10名ほどはご来店があり、買取まであった。連休なんだもんなあ、と、残念な気持ちも湧いてきたが、しかたない。

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昼は買い置きのカップうどんで済ます。神戸出張のときに買った千とせの肉吸いうどん。スープの割にえらく麺が多くて、味も濃いめだったけれど、美味しいことは美味しかった。

美殿町本通り」のあれこれが立て込んで進められずにいた、徒然舎メンバーが気になる本コーナー(仮)の企画を、スタッフBさんと相談していく。とにかくお客様の反応が読めず、すぐに反応があって売れちゃうのでは!という気持ちと、一冊も売れず、しーん、となってしまったら切ないな…という気持ちが交錯する。まあとにかくやってみるしかない。いろいろな視点で選ばれた本を見ていくのはとても楽しい作業で、また、この選書をめぐってスタッフみんなでわいわい本について話したりできるのも、新刊書ならではの楽しみという気がする。この楽しい感じがお客様に伝わったら、一緒に楽しんでもらえるのではないかなと思うのだ。

あっという間に15時になり、スーパーに寄ってささっと帰宅。なんか「台風コロッケ」ってあったよな、すっかりもう見かけないな、と、なんだか急に思い出し、仕事帰りの時間では売れ残っていないコロッケと一口ひれかつも買う。それにアスパラソテー(太閤堂がここのところマイブーム)を添え、カットサラダ一袋ずつ、おぼろ豆腐、いり卵、ポテトサラダなど並べる。出来合いと簡単なものばかりの、なんとも庶民的な献立だったが、好物が少しずつ並んでいるのが嬉しそうだった。

台風、また少し暴れだした。朝になったらすっかりおさまっているらしいので、ひとまず寝るとしよう。