日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

2月25日(木) 春の便り

昨日の人間ドックで飲んだ胃カメラの違和感が、まだなんとなく喉に残っている気がして、口いっぱいの飲み物をゴクリと飲んだりしてしまう。でももしかしたら、花粉のせいかもしれない。

毎月25日を過ぎると各種支払いなどでバタバタし始めるのだけれど、今月の平日は今日か明日しかなくてさらに焦る。銀行や郵便局を慌ててはしごする。もしかしてと思って郵便局に持って行った古い郵便ハガキ(2円や5円や7円のもの)が、切手に交換してもらえるとわかり、お願いする。買い取った古い本に挟まっていたりするけれど、なんともできず溜まっていくばかりの、60年くらい前のハガキ。30枚くらいが、手数料を引かれ、84円切手5枚になった。

明るくはなってきたものの空気は冷たいままで、16時頃には店内ががらんとする時間もできてきた。そんなところに、Tくんが来た。

社交性に乏しく、酒も飲まず、子供もいない我々は、徒然舎だけが社会との接点のようなもので、とはいえ常連さんと店主がいつもわいわい盛り上がっているような店にはしたくなく、結果、さほど人間関係が広がることもなく10年店を続けているのだけれど、そんななか、店が終わってからご飯に行こうと誘える、LINEを知っている、数少ない仲良しのお客さんがTくん。その彼が、岐阜のまちに引っ越してきた。なんだか不思議な感じだけれど、嬉しい気持ちのほうが勝るなあと思いながら、差し入れでもらった「川島」のプリンをいただいた。

楽しい春が来るといいな。

f:id:tsurezuresha-diary:20210227114818j:image