日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

2月3日(金)

朝礼のあと急いで銀行と郵便局へ。両替や記帳を済ませ、セブンイレブンでホットコーヒーラージ(「軽め」が好き)を買って帰る。

開店時間から、久しぶりに店番に入る。三交代での店番が社員で回せるようになってから、わたしはめったに店番に入っていない。わたしの店番中に店頭買取が入るとレジが止まってしまうためと、来客や事務や作業場での仕分けなど他の仕事に割く時間が増えてきたためだが、ほんとうはマメに店番に入るべきだといつも思っている。店番しながらでないと見えてこない、店の課題がたくさんある。

週に一度は必ず来店されるお客様が、今日は何も買わずに帰られ、イベントの値付けと並行していることで店の本の値札貼りが最近滞っているのを見透かされたように感じ、恥ずかしく思い反省する。

作業場で昼食をとり、そのまま仕分け作業へ。初回に62コンテナ運んできた静岡の買取は、2回目も60コンテナになり、それをひたすら仕分け、値付け、手入れを続けている。次回のお伺い予定も決まっているので、それまでになんとか仕分け終える目処をつけたい。

作業場に本を置きにきた学生バイトさんと話す。いよいよ就職活動が始まるということで、気が滅入っているようだった。なにせまともな就活なんてしたことがないわたしなので大したアドバイスもできない。落ちたとしてもそれは単に「その会社に合わないと思われた」だけの話、合うところに受かるし、受からなかったところは合わないところだから受からなくてよかったってことよ!と伝える。そして、就活だけが「なりわい」への道ではないということも。

店を閉め、帰りの会を終えてスタッフが帰ってすぐに、朝から名古屋に買取に出かけていた太閤堂が戻る。お伺い先の状況も、立地も、なかなかハードな買取だったらしく、結構疲れている。わたしもなんだか目がしょぼしょぼしてしまっているので、そのまま久しぶりに「はま寿司」に行く。意識しすぎかもしれないが、店内はやけに静かでお客さんも少ない。頼んだロール寿司の表面がカチカチに乾いて固まっていて、気づかず食べたら口の中が痛い。開封した寿司が放置されていたのか。バイトの手が足りないのか、減らしているのか。裏側の状況を想像してしまい、いろいろと切ない。

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  • 今日聴いたもの…#むかいの喋り方(一泊10万の熱海の宿でも満たされない「退屈」を思うと、生き残るために毎日必死に考え働いている自分には〈生きている実感〉があるぶん幸せなのかもしれない)、ミルクボーイの煩悩の塊(「マッチョにはギャンブラーがいない」100円が100万に化けるように一日でいきなり筋肉がつくことはない、ジムに通う2時間すらギリギリなのにギャンブルする時間などない)