日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

4月21日(火) ふつうのカレー

昨日、閉店時刻の19時近くになるにつれ、疲れがじわっと身体中に染みてきた。2日間、しっかり休もうね、とiさんと話して、すぐに帰宅。ここのところの習慣で、まず風呂に入ろうと湯を張り始めたが、ぐんぐん疲れが迫ってくる。眠りかけたとき、湯が溜まり、急いで入る。いつもなら、少し汗をかくくらい湯に浸かっていれば、いったん疲れがリセットされて、よーし夕飯つくるか、という気持ちで上がれるのだけれど、今日はだめだ。ただ疲れがにじみ出てきた。炊き上がった米を、ありあわせのおかずで掻きこむ。何故か腹ぺこで、そんなこと滅多にないのに、ご飯をおかわりしてしまう。食べ終えた瞬間から、寝たくて仕方なくなり、早々にベッドへ。日課の日記に取りかかり、今日一日を思い出しながら書き始めると、もやもやとした気持ちがわいてくる話題を書き始めてしまっていることに気づき、いかん、今夜はやめよう、と決め、スマホを置く。ダイアンの声をリアルタイムで聞くうちに、寝てしまっていた。

 

目覚めたのは朝5時くらい。中途覚醒は相変わらずなものの、久しぶりにぐっすり眠った感じがある。いいぞ、と思って、また眠る。むにゃむにゃしつつも昼まで寝る。なかなかの満足感。

ココナッツフレーク(そのまま食べると結構美味しい、牛乳かけるのはイマイチ)をかじってから、税理士さんに連絡。今週末に来てもらう予定だった監査を、zoomを使ったリモートでやりませんか、と提案。必要書類は画像でやり取りすることになり、すんなり通る。柔軟な対応をしてくださる方にお願いしていてよかった。

非常事態ばかりの今、頭も組織も行動も、柔軟さを失ってしまったらおしまいだなと思う。必死だから、すぐ視野が狭くなる。狭い方が安心だったりする。けれど事態は日々動いていて、目を閉じてやり過ごせばなんとかなるということはない。柔軟に、柔軟に。常に考えて。安心しないで。投げやりにならないで。諦めないで。毎日自分を励ます。

この2日間は家から出ないと決めたので、家にある材料で、ものすごくプレーンな家カレーを作る。ふつうの家カレーなんて作るのはいつ以来だろう?ニンニクやすりおろし生姜を入れてゆっくり野菜を炒める、薄切り肉にはカレー粉を揉み込んで、炒めず煮立ってから広げて入れる、ルーが溶けてトロミが出てきたら火を止めて味をしみさせる。そういう、時間がかかる「ふつう」の工程を踏むカレーを本当に久しぶりに作った。ふだんの帰宅は早くても8時過ぎなので、そこから作れる夕飯はどうしても短時間で作れる炒めものや麺類などになってしまう。カレーといえばレトルトか外食になっていた。外出自粛の賜物のカレー。昨日、OGUTEIさんで買った自家製ソーセージを添えて、あっという間に食べてしまった。来週火曜もカレーにしようかな。

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