日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

4月22日(金) 目がすべる4月

貧血でぼんやりした目覚め。叶うことならこのまま寝ていたい。太閤堂は早出で市場へ。弁当をつくる気力わかず、白米だけ詰め、チリコンカンのレトルトを持って出る。

そういえば、先週金曜にやってしまった腰痛がほぼ治っている!ワクチン3回目の副反応で動かなかった一日を取り返すべく、ムキになってコンテナを持ち上げたらグキッとしてしまった腰。大したことではなかったのだけど、他の人から見えていない部分で思うように動けないのはいろいろしんどい。

今日は毎月末の税理士監査。 毎月の分に加えて会社第1期の決算もあったが、これまでに何度もやりとりしておいたこともあってか、いつも通りの時刻に報告を受ける。とりあえずはなんとかなった、お疲れ様でした、またここから、ですね、という第1期だった。あっという間だった気もするけれど、これが会社ってことか、ということをいくつも経験した。

天気が良くなったぶん昨日よりは多かったものの、ご来店数は少なめ。毎年4月はこんな感じがある。年度初めのソワソワした落ち着かない感じ、環境が変わり緊張した感じが、古本屋の空気感と合わないのかな、とよく思う。4月は、ご来店されても本一冊一冊に目が定まらず、棚をさーっと流し見ているだけ、というお客様が多めの時期でもある。ゴールデンウィークをピークにその気持ちが終わり、良くも悪くも新生活・新環境に慣れ始めてくると、ゆったりと、あるいは切実に、また本を求めていただけるようになるので、それまでは、棚を育てるとしよう。

終業後、給与振込の手続きなど支払い系の事務。この手の仕事は絶対間違えられないだけに、バタバタする開店中は手をつけづらく、残業することになりがち。

8時過ぎまでかかってしまったので、王将で夕飯。賑わっていたせいか、コロナでいろいろ変わったせいか、珍しく出てくるのに時間がかかる。野菜炒めもちょっと味がちょっと違う。いろいろ大変なのかなあ、と考えながら食べていたら、そういえば仕事の後に外食って久しぶりだなあと気づく。以前は週に何度も、ファーストフードやチェーン店を中心に、外食に助けられていたのに、すっかり自炊の癖がついてしまった。そういうこと、一般市民の小さな生活の変化が、じわじわと社会を大きく変えてきてるってことだよなと改めて思う。そんな時代に生きてるんだなと。