日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

4月17日(金) あたま一回休み

思えば昨夜この日記を書こうとして、書かなきゃと思って、なのに全然書けなくて、なんとか絞り出しながら、今ひとつ納得のいかない文章で書き終えたあたりから、そんな感じはあった。

昨日の思いがけない発表で、休業協力金がもらえるかもしれない、と思ってしまったことも大きかったんだろう。

がむしゃらに突っ走り続けてきた気持ちが、ぷつんと、切れてしまった。

今日は、ただボンヤリと過ごしてしまった。

あたまが働かない。雨の音が聞こえてくる。思いついたものを食べる。ふと不安が湧いてきて、体温を計ったりしてしまう(もちろん熱なんてない)。夕方になる。

1 more bookが届いたよ、と報告してくださる方のツイートが届いた。わ、喜んでくださっている、よかった。そう思ったとき、力が戻ってくるのを感じた。

休業を決めた3月末から、走らずにはいられなくて、とにかく走れる道を探しては、フルパワーで走ってきた。なにかしら結果はついてきてくれるはずと、やれることは全部やろうと、とにかく必死だった。生き残りたい、ここで倒れるわけにはいかない、その思いで頭がいっぱいだった。

スタッフを安心させたい、仕事中だけでも楽しい気持ちになってもらいたい、遠くの古本屋仲間が悩んでいるなら何かサポートしたい、古書組合の市場を再開できるよう最善の運営方法を見つけたい、離れて暮らす家族に何かを送って助けたい、とにかく健康でいられるよう夕飯の献立を考えてまとめて買い物をしなきゃいけない家事も怠っちゃいけない……

あまりにも考え過ぎてしまっていた。気づいてはいたけれど、考えずにはいられなかった。そんなに背負えるはずもないのに、背負いたがってしまった。

けれど、たぶん先はまだまだ長い。こんな調子じゃ、気持ちがもたない。それじゃ、元も子もない。よな。

唐揚げ弁当とパルムを買ってきてもらって食べた。休業延長のお知らせをした。楽しみにしていたダイアンのYouTubeを堪能した。ドリームマッチの録画を見てからオードリーANNを聞き直した。ドラクエウォークでメガモンスターを倒した。ノンカフェインの夜用リポビタンDを飲んだ。

自分を追い込みすぎちゃダメだ、と、言い聞かす。

明日、楽しく働こう。

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これ届いたら息抜けるかなあと思って注文したアウトドア用ミニテーブルが届いた。外でコーヒー飲める日が待ち遠しいな