日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

3月1日(水)

暖かくなるというので、外に出たい気持ちも少しあったけれど、窓から外を見るとなんとなく霞んでいてそれが花粉のせいに思えたのと、しばらくはあまり休めない日々が続きそうなので、だらだら過ごすことに決める。

パジャマのまま寝たり起きたりしているだけなのにお腹は空いて、昼はロールパンにハムとチーズを挟んだものとレトルトスープ、おやつに焼き餅と昨日ファミマで買った枝豆チーズ明太、夜は栄のパントリーで買った萬珍軒の生ラーメンとニラもやし炒め。

出かけられないと物欲になる。どうしても欲しくなって買ったハリオのドリップケトルとドリッパー付きサーバーをおろして何度かコーヒーを淹れてみる。お湯の温度、豆の量、注ぎ方、少し変えると味がだいぶ変わって難しい。そして、ハンドドリップしたい時期は、いい豆も買いたくなる。2,000円ちょっとでしばらく楽しめそう。

夕飯の後ようやく、現金のカウントに手をつける。昨日、2月28日で、株式会社徒然舎の2期目が終わった。最後の最後に市場があるという、なかなかハードな期末ではあった。正確には3月12日から始まる法人としての3年目。そして4月20日から始まる徒然舎の15年目。数字にすると感慨を覚えるが、生きている限り古本屋で在り続けようと思っていると、どんな数字も通過点に過ぎない。

昨日市場で、夏葉社さんの記事読みました、と言われたり、日記を読んでいるスタッフがいて、と耳に挟んだりして、日記を書くこと、書いてますよとお知らせすることに、ちょっと身構えてしまい、躊躇っている。なんのために書いているのか?自分でもよくわからないときがある。書いているときは、頭のなかの言葉を画面に打っていくことに集中していて、読者とか、どう思われるかとかは、ほとんど気になっていない。書くことで、心や頭が整理されてすっきりするのは確かだし、スタッフに迷惑にならない程度なら弱音も吐ける。ひとまず人目を余り気にせず書いていこうかなあとは思う。

f:id:tsurezuresha-diary:20230301225411j:image

  • 今日聴いたもの…有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER(フルタイトルがiPhoneの変換候補に出てびっくり、二郎を体験できないままアラフィフになってしまったのは残念)、ダイアンのTOKYO STYLE(セルリアンタワーでのイベントはあんまり魅力感じないなあ。武田修宏氏は気になるけども。会場のジャズクラブのホームページで「PRIVATE」扱いされてて笑った)、ミルクボーイの煩悩の塊 過去回(駒ちゃんの声質とトーンは寝落ちに最適)

2月28日(火)

昨夜もまた日記を書きつつ限界になり眠る。目が覚めてはAirPodsを耳に差し直して「ミルクボーイの煩悩の塊」をスリープタイマーつきで再生して寝る、ということを何度か繰り返すうち起きる時間に。暖かくなる、というので厚着具合に悩む。

行きの道中からすでに顔面が痒い。鼻水や目の痒みももちろんあるが、花粉症でわたしがつらいのは顔の肌荒れ。そろそろ始まり出していて憂鬱になる。

古書会館に着くとさっそく、大市の出品記号のことなどでわちゃわちゃしている。なんとか収まったものの、不安が湧き起こる。太閤堂のキャパオーバーをいかに防ぐか。食い止めるか。

12時、会のみんなで昼食を囲む。今回、いつもと違う宅配弁当サービスで、老舗の駅弁屋に注文してみたが、まあ美味しくない。物価高もあるのか、かなり残念な気持ちに。大市の発送業者のことや、古書会館のトイレ工事のことなど報告がある。先日見つけてぐわーっと血が上った某有名大手の一件も、少し話題に上る。

なんとなく話がおかしいな、と思っていたら、今日の夕方から古書組合の理事会があることがわかる。聞いてない! 最近の理事会はアツいらしいが、わたしはその間ずっと待たされるのか…。

13時から開札。開封された封筒が続々と事務所に持ち込まれ、それを手書きで伝票にうつしていく。全て開封し終えたら、伝票をパソコンに入力し、販売手数料などを計算した伝票を打ち出し、それをもとに会計をする。事務担当の人手不足により、わたしは伝票書きと会計のレジを兼務していて、13時から15時過ぎくらいまでずっと、間違いがないよう集中していなくてはならない。数日かけて運び込み並べた15カーゴ分近くの本は、それなりの売上となってホッとする。

会計が終わる前から、2階の事務所で大市の目録用の写真撮影が始まる。思いがけない方がお持ちくださったりしてありがたい。16時になり理事会が始まると、1階に降りてきて撮影続行。軸物を壁に掛けたり巻いたり、わいわい楽しそう。出品を持ってきてくださったk書店さんが、みんなにコーヒーをご馳走してくださる。

撮影が終わり、ひとり、またひとりと帰宅していく。寒くなるし、暗くなるし、寂しい。ほとんど引き留めるように話し続け、ぽらんくんだけ残ってくれる。

18時過ぎにようやく理事会が終わる。終わったら終わったで、LIEBくん、フラハピさんも交えてまたひとしきりお喋りが盛り上がり始める。19時過ぎにTシャツ写真を撮り、なんとか帰路につかせる。ほんとうに太閤堂は市場が好きすぎて困る。

時間も遅くなったので、一宮でとんかつを食べて帰ることにする。コロナ前は時々来ていた店。久しぶりに来たら色々がタッチパネルになっていて、キャベツのお代わりは頼みやすくて嬉しい。が、肝心のとんかつが美味しくない。あれ、と思い、特選ロースを頼んだ太閤堂のものを一切れもらうが、こちらも、多少良い程度。そう思うと、ご飯はパサパサで固く、キャベツの千切りも芯まで入っていて分厚く固い。もう来ないな、と思いながら、悲しくなった。

f:id:tsurezuresha-diary:20230302005357j:image

2月26日(日)

心が揺さぶられ、苦しい一日だった。

開店前、月末に予定している棚卸についてスタッフBさんと話しているうち、税理士さんに確認できていないことがあるのに気づく。あるいは、わたしが理解できていないこと。書籍独自の「委託」について、在庫の考え方と、買掛金の考え方と。休日に申し訳なかったけれど忘れないうちにと税理士さんに連絡しておく。

ガラスケース本を撮影してから新入荷ワゴンに手をつけるが、すぐに開店時間になってしまい、一段分入れたところで諦める。

値札づくりを一区切りさせるため、昨日に続いて進める。

風が強い。作業場と行き来するたび、冷たい風が刺してきて、身体がガクガクする。それなりに暖かい格好をしてきたはずなのに、耐えられない。

突然、すぐ近くで衝突事故が起きたような音がする。工事業者もよく見かける商店街なので、またどこかで工事してるのかな?と思っていたら、太閤堂が「屋上のアンテナが折れた」と駆け込んでくる。裏口から出ると、お隣のオグテイさんが、お客様をお見送りしていたらこれが落ちてきて、と、根本が折れたアルミの棒のようなものを見せてくださる。見上げると、ビルの屋上にある大きなアンテナが、中央でくの字に曲がり、お辞儀したようになってしまっている。すぐにビルのグループLINEに連絡し、コートとマフラーをつけてから屋上に上がる。太閤堂が梯子を登りアンテナに近づいてみるが、重いし複雑にワイヤーが絡まっていて、何もできそうにない。そうこうするうち、明日、業者を手配したとの連絡をもらい、とにかくそこまでもってくれればと、これ以上折れないでくれ、と、祈る。

値札づくりをするうち、某有名大手が別名義で「日本の古本屋」に出品していることに気づき、感情が込み上げ、わなわなしてしまう。なぜ入会が認められたのか。弱小な自分たちを守るためにつくった古書組合に、資本金1,000万従業員数十名年商億単位であろう株式会社を入れるメリットはなんなのか。ようやく認知度が高まってきた「日本の古本屋」の、Amazonマーケットプレイスとの違い、優位点を、自ら手放すことになってしまうのではないか。ぼんやりしている場合ではない。理事会、総会で、きちんと議論してもらいたい!と強く思う……けれど、今は何もできないのだし、ひとまず忘れよう、仕事に集中しよう、落ち着け、と、自分に言い聞かせる。

作業場で仕分けを進めるうち閉店時間となり、店に戻る。終礼の後、武藤良子個展「百椿図」の撤収を、太閤堂とふたりで。

絵の取扱いにびくびくしてしまうので、絵を壁から剥がしてトレーシングペーパーを被せる作業は太閤堂にお任せし、私はその他の片付けを。2週間、あっという間だったけれど、ほんとうに貴重な時間だった。それにしても期間中、いろいろな要素でなにかとバタバタすることが多くて、どっぷり浸って鑑賞する時間は取れなかったな、と、撤収しながら感傷的になる。片付けながら手元で見る絵はまた違って見える。

ある程度作業が進んできたところで、これからの仕事の進め方について太閤堂と話し始める。ありがたいことに出張買取や宅配買取の話が増えてきている一方で、どうしても太閤堂ばかりに負担が集中せざるを得ない大市が控えている。なんとかわたしやスタッフも分担することで乗り越えたいのだが、仕事の優先順位や捉え方、考え方にズレがあって、なかなかうまくいかずにいる。われわれの方針の見えなさ、計画性の無さ(に見えてしまうこと)のせいで、そのフォローをすることになるスタッフは、大きなストレスになってしまっている。これまで何度も問題になり、膝を突き合わせて話し合い、なんとか乗り越えてきたことが、また再燃してしまいそうだ。それぞれが真面目に仕事に取り組んでいるからこその衝突。

焦る、苦しい、けれど、的確に着実に誠実に、それは改善していくしかない。外向きに日記なんて書いてる場合じゃない、やるべきことをやれということだ。

f:id:tsurezuresha-diary:20230227005020j:image

  • 今日聴いたもの…ハライチのターン+アフタートーク(そんな血まみれの鍼灸院なんてあるんだ…)
  • 今日観たもの…本屋さんに住みたい。(うちはカーペット敷きだし泊まりやすいと思うけれどどうかな。シャッターないから奥に行かないと丸見えだけど。岐阜に、うちの店に、思い出のある方でないから、無理だと思うけれど)

2月25日(土)

昨夜はもう頭がぐるぐるするほど眠くなってしまい、日記も最後の段を書き上げられず寝てしまった。思っていたより寒くて体が冷えてしまったせいもあったのか、明け方までは一気に寝た。

朝礼のあと、除籍本100均フェアの準備。わたしの責任で続けている意地のフェア。一冊ずつが大きくて重い洋書を棚に詰める。店に戻って、文庫の新入荷を撮影してから棚に入れ始める。しかし途中で開店時間となる。開店してすぐ、いつも文庫をお持ちくださる常連さんの店頭買取。

今日明日はアルバイトさんが値札貼りのできる日だと聞いたので、とにかく値札づくりを進める。「日本の古本屋」に入力済みのものは、値段は決めてあるのですぐに値札をつくれるのだが、入力時から今日までのタイムラグがあるので念のため確認して微調整する。ひと月くらいでも、相場が微妙に上がり下がりする。「日本の古本屋」登録本ばかりでは値段が高めで硬めのものが多すぎてしまうので、安めのもの、柔らかめのもの、文庫やコミックなどを織り交ぜて値札をつくっていく。単純作業なのだけど、そうでもなくて、手間はかかる。ただ、手間はかけたい。

昼食を買いに行きがてら交番に寄る。昨年末頃から店の横にずっと放置してある自転車の件で相談に。警察官が見に来てくれるとのことで店に戻りかけるが、途中で持ち主がわかり、再度交番へゆきその報告をする。改めてスーパーで昼食を買い、クリーニングも預ける。強風のなか思いがけず歩き回ることになり疲れる。昼は作業場で、いなり寿司とチキン竜田揚げ、チゲスープ。「本日はダイアンなりシーズン2」途中まで。芸風だから仕方ないけど、食事中の屁ネタはキツい。

今日は作業場で太閤堂が大市に向けた作業をしているため店に戻り、値札づくりを進める。出張買取のお問合せや、公式LINEでの通販のお問合せにもお答えする。ときどき無性に寒くなり、ユニクロの薄いダウンベストを着てみたり、お菓子をむしゃむしゃ食べてみたりして紛らせながら、閉店時間まで。

イベント出店がない時期が続き、遠出らしい遠出も、静岡の買取以外していない。なんでもない観光旅行に行きたいなあという気持ちが湧いてきているけれど、春の大市が終わるまでは、なんとなく落ち着かず、実行には移せない。せめてホテルのデイユースとか行きたいなあと思うが、旅行支援のせいかアフターコロナなのか、すっかりプランがなくなってしまった。花粉と黄砂にやられはじめた肌を、温泉に入り続けて癒したいなあ。

f:id:tsurezuresha-diary:20230226014529j:image

2月24日(金)

太閤堂とスタッフAさんは朝から静岡の買取へ。二人が行くのは3回目、トータルでは5回目。雨のち晴、という予報だが、ぜんぜん晴れてこない。静岡方面も夕方までずっと小雨予報。薄暗くて寒いし、積み込み、大変だろうな…と心配になる。

朝礼後、まずは新入荷ワゴンを棚に差す作業。これだけは、ずっと、わたしだけがやっている。今回は図録、美術、思想哲学、社会学、文学が多い。古典文学のずっと動かないものを引く。セットものもまとめて値札がついたが、棚上に置くのは大変なので明日、太閤堂に頼もう。

メールの返信、宅配買取のご常連さん2名へ振込、店頭買取の対応などしていると15時。

作業場で自分で作った弁当を食べる。今月はボリューミーな外食をいただく機会が多く、なんとなく胃腸が落ち着かない。それを正すには自炊しかない。「本日はダイアンなり シーズン2」の続きを見終えてしまい、朝の続きで「爆笑問題カーボーイ」を聴く。声を出して笑う。

そのまま作業場の本の仕分けを17時まで。出張買取の二人が戻るまでに片付けたい、と思っていたけれど、さほど進まない。イベント用のストックは9箱できてきた。

17時、店番を代わると、お隣のオグテイさんの奥様がトートバッグを吟味されている。ターコイズに青インクのものを手にされつつも、「徒然舎さんの名前がくっきり目立つもののほうがいいかな、とも思ってしまって、決められないんです…!」と言ってくださり、嬉しいけれどちょっと恥ずかしい。名前が目立たないので使いやすいですよ、と、手に持たれているものをおすすめする。

気づくと、古本屋講座の司会をしてくださっていたuさんが店内にいらっしゃる。ご挨拶すると「武藤良子さんの絵をどうしても見たくて。週末に来るつもりが予定ができてしまったので」とおっしゃる。わざわざ時間をつくって足を運んでくださり嬉しい。久しぶりにお会いしたので、書店の話や本の話など、いろいろお話ししたかったが、賑やかなお客様とお買取の方が次々いらっしゃった波の中で慌ただしくお見送りすることになった。

お客様も途絶えた閉店時間前、スタッフBさんとお喋りしつつ店番。さっき聞いた「爆笑問題カーボーイ」での、太田さんがイヤな小太りの親父四人衆(秋元康三谷幸喜宮崎駿村上春樹)のことや、聴取率調査と広告代理店のことや、マンション騒音問題(犯人疑惑)など、あれやこれや盛り上がる。産休に入ってしまうの寂しいな。

閉店時間、ようやく太閤堂たちから連絡があり、いま名古屋の市場を出たとのこと。遠征だったせいでほぼ12時間、外に出ていたことになる。本当にお疲れさまでした。ありがとうございます。

f:id:tsurezuresha-diary:20230226002517j:image

  • 今日聴いたもの…爆笑問題カーボーイオールナイトニッポン55周年をめぐるあれこれを語る太田さん)、銀シャリのおトぎばなし(飲み会とか、厳しい先輩で苦労したのに後輩には厳しくできない時代になっていて!ちょうど狭間の年代だよなあと言い合うふたり。わたしも時代の狭間感は感じてきたなあ)

2月23日(木)

眠りが浅く、1時間おきに起きてしまう。毎月のそういう時期だからだとは思うが、目覚めて時計を見るたび時間の経ってなさに憂鬱になる。ノイズキャンセリングAirPodsで「銀シャリのおトぎばなし」過去回をスリープ設定で聴いては寝、起きてはまた聴きつつ寝る、を繰り返して朝になった。

そうだ、今日は祝日だった。わかっていて、意識して告知したりもしていたのに、またすぐ抜けてしまう。今週はとにかく来週火曜の市場までバタバタすることが見えていて、そのことばかり意識してしまう。

朝礼のあとすぐにスタッフが、手伝うと声を上げてくれて、太閤堂は荷物積み込みへ。わたしは事務を少しこなし、開店前に昼休みをとる。遊びに来ていた両親と、ご近所の「なお」へ。11時40分、先客は1組だったが、注文して待つうちにみるみる席が埋まり満席に。熱々の親子なんばうどんはいつも通り美味しく、両親は五目あんかけうどん、志の田うどんに玉子丼まで頼み、汗をかきながら完食していた。

昼食後、両親とわかれ、ツバメヤでお遣い物を買い、セブンでホットコーヒーlarge軽め。

さて仕切り直して何からやろう、と思ったところで店頭買取が続く。いつも柳ケ瀬での映画鑑賞前に本を預けてくださる方と、以前店頭でご相談を受けた方。査定を終えてから、公式LINEにいただいていた買取依頼への返信や、次の千中会のお弁当注文などしていたら、店番交代の15時。

今日はアルバイトさんの出勤が少なく、定休日明けで発送は多く、社員がみんな発送にまわるためわたしが店番に。ノートパソコンを作業場に置きっぱなしなので、スマホSNS更新をしたり店頭買取の在庫を仕分けする。1時間弱の店番中にも武藤良子さんの鵜トートバッグが売れる。今日は結局7枚売れた。嬉しい。

夕方、店番を交代してもらい、作業場へ。市場行きの本や、宅配買取の本、何度も通っている静岡の買取本で埋まってきている。ただ作業あるのみ。途中から、市場帰りの太閤堂と、店番終わりのスタッフも加わって、せっせと仕分け、出品づくり。途中、小腹が空き、父が差し入れしてくれた御座候を貪る。疲れた時の粒あんは沁みる。なんとか区切りがついた、と思ったら19時だった。

f:id:tsurezuresha-diary:20230224011147j:image

夏葉社さんの連載のおかげか、求人のせいか、なんなのか、最近、この日記のアクセス数が思った以上にあって、むわむわもぞもぞする。お恥ずかしく、申し訳ない。あやしうこそものぐるほしけれ。

 

  • 今日観たもの…水曜日のダウンタウン(流れ星の「久しぶり」がエモい、とSNSで言われていて、それを聞いたらエモく思えてきた。仲直りして、またひと花咲かせてほしい。うちの在庫過多な「流れ星BOOK」も売れてほしい)
  • 今日聴いたもの…有吉弘行サンドリ(もう中ゲスト回。伝説のあの回はリピートするほど笑ったが、体調に合わなかったか今回はちょっと疲れてしまった)、銀シャリのおトぎばなし過去回

2月21日(火)

やっと一つの山を越えた感じ。楽しいこと、大変なこと、平常と違うこと、慌ただしいこと、とにかくいつもより刺激の強い日々が続いて、一日を終え翌日を迎えるだけで精一杯だったので、日記の言葉に向き合う余裕がないまま布団に潜る夜が続いた。

いつもの時間に目が覚め、スタッフに始業の挨拶を返して、でもなにをする気も起きず、ひとまずもう一度目を閉じた。

昼過ぎになんとか起き出すことにして、菓子パンを齧り、明太子トーストも作り、ワンドリップコーヒーを4分間お湯につけておくという淹れ方を試し、カップスープも作り、できた順に食べた。取り留めなく食べてしまって、疲れてるんだなあと思った。

試してみなよ、と太閤堂がレンタルしてくれたAirPodsを耳に挿して、ノイズキャンセリングモードにしてみる。ファンヒーターの音がぴたっと止み、きっちり無音になる。radikoを聴いてみると、スタジオの広がりが感じられて不思議。CMまで音質がよくて不思議。

結局無音に戻して、夏葉社さんサイトで連載いただいている原稿、今月分を読みはじめる。すこしセンシティブなことにも触れてありますので、とメールをいただいていたので、そうかあの時期のことか、と思い、するとやはり向き合うには、えいや!という勢いが必要で、だいぶお待たせしてしまった。一度向き合ってみれば、さほどしんどい気持ちになることはなく、恐る恐る、古本屋という最後の選択肢に一歩を踏み出した頃のことを思い出し、しみじみとした。それにしても、よくぞ遥々ここまできたものだ。

少し持ち上がった気持ちの勢いで、Instagramにトロンチさんのイベント告知と求人記事をアップ。求人の広告もスタートした。募集のたびに応募の反応が鈍くなっている気がして胸が痛かったが、社労士さんからもそんな話を聞き、うちばかりではないのかなと気休めになった。なんとか、良い方に出会えますように。

f:id:tsurezuresha-diary:20230222010022j:image

少しずつ振り返りながら、日記の日付を埋めていけたらなあと思う。

 

  • 今日聴いたもの…ハライチのターン(スポンサー企画は、いつも今ひとつに思ってしまう。必要なのはわかる。わたしはやっぱり肩の力を抜いて聞けるフリートークが好き)