日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

5月21日(火)、22日(水)

5月21日(火)

太閤堂は地元の友人との「朝活」に出かけていて不在なので、なんとなく起きてみる。さほどお腹は空いていないけれど、なにか活動をしなければとも思い、冷凍庫から腰塚コンビーフをふたかけら取り出して少しレンチンし、冷凍アスパラも入れてスパゲティをつくる。加熱した腰塚コンビーフビーフ感が強まって少し戸惑う。粗挽き胡椒を多めにかけてキリッとさせたら美味しくなった。

店用に買ったMarshallのBluetoothスピーカー。試しに聴いてみなよ、と、太閤堂が寝室にセットしていった。iPhoneを繋ぎ、サカナクションを聴いてみる。低音がすごい。AirPodsで聴くより高音がくぐもっている気がして調整したりする。ダイアンのラジオを聴いてみたら、声が生々しい。ギターなロックを、と思って探してみて思いついたのがArctic Monkeysだったのが面白かった。

このままではずっと家にいるな、と、もやもやしてきたこともあり、歩いて内科へ向かう。プラセンタ8回目。いつもより少し気が向かなかったのは、7回打ってきた左腕がなんとなく硬い部分がある感じになっているせい。少し迷いつつも、看護師さんにおすすめされていたお尻に打ってもらうことにする。お尻といってもズボンを少し下げた、腰のすぐ下あたりだった。立ったまま打たれることに戸惑いはあったけれど、打った後の痛みが腕より気にならなかったのが嬉しい。今日は右だったので次回は左にしてもらおうかな。

内科帰りにスーパーに寄る。特価で600円になっているオージービーフのステーキ肉が魅力的で、外食よりは、と1枚買う。いんげんと玉ねぎを炒めて添えた、ステーキ半分こ。スジャータのコーンスープと、カットサラダ、冷凍していたご飯80g。たいして食べずに二輪車で走っていたという太閤堂はペロリと食べ終える。

f:id:tsurezuresha-diary:20240523015623j:image 今日って満月なんだろうか。(調べたら違った)

 

5月22日(水)

Jアラートの訓練放送でハッと目覚める。思いがけず11時。迷ったけれど起き出して着替え、耳鼻科へ。12時までの受付ギリギリにすべり込むと、もう診察終了してしまっているかのようにガランとしていた。前回は待合室があんなに溢れていたのに。みんなもう、花粉症終わったんだ。いいなあ。薬局も待ちなく、前回と同じ薬を受け取る。現金の持ち合わせがギリギリで肝を冷やす。

名鉄岐阜駅の噴水に腰掛けてモバイル注文し、マックへ。さほど待たず受け取れてよかった。氷が溶けるなと思い早足で帰宅。意外と溶けていなかった。久々のフィレオフィッシュはエッジが立っていてクリスピーで美味い。ポテトは途中でフライパンで温め直した。食べながら東京古書組合のYouTubeを見る。日月堂さん。わたしが古本屋を目指した頃、「女子の古本屋」の流れで紹介されていて知り、当時から凄いなあと、とても遠くにいらっしゃるように感じた。素敵なデザイナーズマンションの一室でのお店、羨ましかった。

その後はずっと、U-NEXTでサカナクションのライブを見ていた。2019年、ポートメッセなごや。いいなあ、行ってみたいなあ、という気持ちが昂まりつつ、いまはベッドで寝転んでiPadで見てるんだよなあ…と自信をなくす。ずっと逡巡。ただ。懸命に、歌う姿を見ていたら、もっと懸命に仕事をしたいと思った。このくらいでいいや、じゃなく、やれることやるべきことがあるのは解っているのだから、やれよ自分、と。

夜は冷蔵庫を片付けがてら、伊勢うどん、スペインオムレツ風卵焼き、きゅうりとハムの中華和えもの。食後にイチゴ。フルーツを食べない、食べられないわたしがこの春は何度もイチゴを食べている。

やっと「アックス」の塚原裕基さん入選作と選評を読む。林静一南伸坊に称賛されていて、とても嬉しい。いつもの倍以上のサイズで見る、いつもの筆ペンの絵もいい。gさんから噂に聞いていた通りの、エロい女体描写もいい。本当に嬉しい。嬉しいな。

f:id:tsurezuresha-diary:20240523015813j:image⚾️

 

  • 昨日と今日聴いたもの…有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER(松崎の声はいいといつも思う)、ミルクボーイの煩悩の塊(東京行って2年で国分寺とか言うなよ!青森の人だって見てんねんで!というガクテンソクへの言葉、よくわかる。いつもいつも思ってたよ、中央線が、とか、港区が、とか、なんだよ!って。アド街とかなんだよ!って。今になって少しずつ、言葉の空気感はわかってはきたものの、首都東京、キー局こそ全国区、という感じの嫌な面は今も感じる。東京は身近になってきたけれど、一方で高まる地方都市コンプレックス)、空気階段の踊り場

僕たちはいつか墓となり土に戻るだろう