日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

2月25日(日)

長々と書いているうちに寝落ちするなら、半分くらいの長さにして書ききれよ、と思うのにそれができない。なぜ毎回1,000文字以上書いてしまうのか。

 

朝から暗くて小雨。肌寒いし、連休最終日だし、これはお客様少ないな、と思いつつ出勤。

朝礼後、新刊書を店に出し、棚の整理。レコメンド本も届いたので早く並べたいが、ポップを書く(気持ちの)余裕がまだない。

スタッフさんたちが作業場の棚卸をしてくれているので、自分の席で細々したイベント準備を進める。「BOOK DAYとやま」のときのマニュアルや持ち物リストを送ってくださったので、参考にしながら持ち物リストを作ったり、足りないものを注文したり、ブース名の札や封筒のラベルやグッズの販売リストなどを作ったりする。イベント開催側、そして初めての集中レジ準備側になって改めて、これまで参加してきたイベントの主催の皆さんの、準備と運営の苦労への感謝の気持ちが、心の底から込み上げる。

案の定、ご来店はぽつぽつという感じ。柳ヶ瀬では古道具市をやっているはずだが、雨だとそこから流れてくるお客様は少なくなる。

ExcelやWordに黙々と向き合って頭を回転させていると、じゃーん!と目の前に大きな本が現れた。なんのことやら一瞬わからず言葉を出せずにいると、「これが欲しかったんですー!最後の箱開けたらやっと入ってましたー!」と嬉しそうにAさんが言う。そうか、この前の大市で落札した本だったのね。彼女が好きだという野中ユリ。あの常連さんもきっとお好きだけど、その前に、わたしにも見せてね。

気づいたら16時半で、慌てて休憩。家から持ってきたおにぎりと、フリーズドライの野菜スープ。「本日はダイアンなりシーズン2」残りを見終えてしまう。

店に戻り、Bさんにデザインの相談。彼女も忙しいので迷っていたけれど、わたしのデザインと技術では限界なので手助けをお願いする。時間をとれたらIllustratorを使えるようになりたいなあ、単純なグッズやチラシくらい入稿できるようになりたいなあ…と思うけれど、そんな日は来ない気がする。

結局一日中、イベントの細かい準備をし続けて終わった。達成感があるようなないような。いつかはやらなきゃいけないことで、今日くらいしかその日はなかったから良いのだけど。それにしても、ずっと文化祭の準備をしているような、そんなことが「仕事」であるなんてすごいよな、と、ふと我に帰る瞬間がある。もちろん大変なこともあるし、プレッシャーや緊張でここのところ眠りも浅いけれど、とはいえ自分がやりたくて立ち上げたイベントの準備なのだから。この仕事でご飯を食べるために、ずっと努力をし続けている自負はあるけれど、これからもずっと、努力し続けないといけないこともわかっている。

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  • 今日聴いたもの…ダイアンのTOKYO STYLE(先週分。もったいなくて細切れに、何度も戻って聴いてしまう)