日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

12月7日(木)

少し早めに出勤。関西蚤の市の売上や、準備した大量のお釣りなど、現金の処理にまったく手をつけられていない。さらに、月末も、市場も挟んでしまったので、帳簿もどっさり溜まってしまっている。難しいことではないけれど手間がかかること。こつこつこなしていくしかない。

久しぶりの朝礼のあとも、こつこつ。新聞社から、コーナーで店を紹介したいという電話。最近はもうこういうのはあまり気乗りしないのだけど、「先日伺ったんですが、東海エリアに、こんなに人文書が揃っているお店があったなんて、すごい、と思って、嬉しくて、ぜひご紹介したくて」と言われ、つい承諾する。電話口の記者さんは本当に人文書が好きらしく、何度も「人文書」と言っている。好きじゃなきゃ知らない単語。

14時過ぎにようやく現金の整理が終わり、銀行へ。大量の千円札をATMに預けて一安心。コンビニに昼を買いに行くと、「強風で商品が吹き飛ぶので」と北側のドアが封鎖されていた。久しぶりの「ホットコーヒーラージ軽め」が美味しい。日常に帰ってきたなあと思う。

昼休憩前に、公費注文の書類に押印。不在中の分もあって手間がかかる。4,000円の本を買うのに郵送で書面を何度もやりとりさせられ、冊子の契約書に割印や捨印まで押させる自治体もあってゲンナリする。

15時半過ぎ、やっと昼食。作業場隣の居酒屋さんの工事が本格化していて、ドリル音が時折もの凄い。年末で定年退職される方が、年明けから開店されるとのことだったはず。お隣との壁が防音効果ゼロなので、どんな雰囲気のお店になるのか、ちょっと心配。騒音に負けないくらい音を大きくして「本日はダイアンなり シーズン2」見ながら、おにぎり。やっぱりダイアンはいい。

帳簿の処理と、値札づくりを少しと、イベントに持っていっていた高額本の処理を進めているうち閉店時刻。寒いし暗いけれど立ち寄ってくださる方はいて嬉しい。どうしてもイベント前後は店が荒れてしまうのが悲しい。明日からまた少しずつ、手を入れていかないと。

f:id:tsurezuresha-diary:20231207231458j:imageとつぜん太閤堂が買ってきていたツバメヤの栗きんとん。美味しかった。

 

関西蚤の市のとき、同業の方の幾人かに、思いがけず、「日記読んでます」と言っていただく。カーッと恥ずかしくなりつつ、最近はぜんぜん書いてなくて…とお話しすると、それはそういうこととして、今は書けないのだな、ということとして受け止めてるんです、と仰った。

そうか、それでいいのか。わたしはわたしでいいのか。

思いがけない言葉が、ころころ転がりながら腑に落ちて、いろいろなことが、少し楽になったような気がした。

再開するなら今だなあと思って、また少し、書いてみようかなと思う。

 

  • 今日聴いたもの…ミルクボーイの煩悩の塊、銀シャリのおトぎばなし、83 Lightning Catapult、アンガールズのジャンピン

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昨日、楽しみにしていたダイアン単独ライブ「まんざいさん2023」配信で堪能!(3年連続配信観覧)いやー……よかった!!心から楽しいと思える貴重な時間をありがとうございます!