日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

3月12日(日)

昨日はあの震災の日で、思うところがあったところに、いろいろなことがさらに重なって、「諸行無常」という言葉に思いが至り、生きることについて考え込んだ。日記を書きながら、改めてその気持ちに対峙して、自分の思いを整理しながら1,000字近く書いた、そのあたりで意識がなくなり、30分後にふと目が覚めたら全部消してしまっていた。書きながら自分なりに腑に落ちたところもあり、気持ちをきちんと言葉にできたという嬉しさもあり、日記として残しておきたかったのに、、と、しばらくショックだったが、今日の夕方頃には、消えてしまった方がよかったってことかもしれないな、と思えるようになっていた。よく言われるが、こういうことが、年齢を重ねたおかげで身につけられた幸せな技術だと思う。

 

朝礼のあとすぐにシモジマへ行き、大市の準備用に、どうしても100均では見つからなかった数字スタンプと、目録発送用のOPP袋を買う。道中、新装オープンした金公園やグラッスルの隣を通る。

値札貼りをしてくれるアルバイトさんがいる日なので、追い立てられるように値札づくりをしつつ、作業場の仕分けも進める。1コンテナ分値札を作ったら、作業場の2コンテナを仕分ける。そんな自分なりのノルマやルーティンをつくって仕事するのが好きで、その通りに動けると、とても気持ちが落ち着く。

以前お問合せされたというお客様から、建築関係の雑誌をお買取。そんなになったんですか!と驚いていただけて嬉しい。

就寝時刻が遅くなってきているのと、なんだか眠りがずっと浅くて現実に直結した夢ばかり見ているのとで、眠くて目が疲れている。「本日はダイアンなりシーズン2」最新回を流しながらコンビニで買ったお昼をサッと食べ、珍しく10分くらい突っ伏す。

外の空気はもわりと生暖かいのに、店内はまだ肌寒さがあり、空調に悩む。暗くなってからはなんとなくやっぱり寒い気がして、作業場のエアコンで暖房する。

終礼のあと、太閤堂に促されてわたしから、株式会社徒然舎の創業記念日について話し、冷蔵庫からケーキを出す。重い曇天のせいか、今日一日、なんとなくみんな暗い表情だったし、第一にわたし自身が、ずっとしんどかった。そんな中での、ケーキ。楽しめるかな、という気持ちはありがたいことに杞憂となり、ケーキについてあれこれ話している時にようやく気持ちが上向いてくれた。明日から、法人3年目。

f:id:tsurezuresha-diary:20230313004027j:image