日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

8月10日(木)

定休日明け、隣の解体がすっかり終わってたりしてないかな、なんてことを思うがもちろんそんなわけはなく、今日も騒音と振動にやられる。散々クレームを入れた散水は、農薬を噴霧するような細いノズルでちゅーっとかけているのが見えてはいる。

明日は花火大会で早じまい、明後日は夏祭り、明々後日が積込み。今日のうちになんとか催事に持ち込むものの全貌を把握しておきたかったので、黙々と作業を進める。

値札作業の終わった本を、コンテナやバナナ箱から出して内容を確認しながら、サイズやジャンルで分けてコンテナに詰め直していく。無駄、かもしれないな、と自分でも思うが、持ち込む本の内容確認と、陳列のイメージづくり、ボリュームの把握のため、全ての本を触っておくと安心感が違う。とくに今回は初めての会場なので、不安が大きい分、やれることはやっておきたくなる。

本を手に取りながら、うん、いい本だな、面白そうだな、これなら手に取ってもらえるな、と自信を感じる一方で、SNSで他の出店者さんが紹介されているものは黒っぽいものが多いことがずっと気になっている。うちのような白っぽいものは馬鹿にされるのだろうか…そんな本は見慣れてるよと鼻で笑われてしまうのだろうか……。でも、持っていないものは持っていけないのだから仕方ない。自分が普段売っているものを持っていくしかない。と、思うしかない。

「今日かき氷やります」というお知らせの氷旗を昼過ぎからバックヤードに掲げていたので、17時に慌てて手を止め作業場から給湯室に向かう。2回目の今日は、前回よりも手際よく小気味良く氷をかける。スタッフも慣れてきて、シロップ選びも、追いシロップも、軽やか。次々に6人分、かき氷をつくっていくうち、かーっと熱く暑くなっていた頭も身体もスッと軽くなっていた。

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  • 昨日今日で聴いたもの…ミルクボーイ煩悩の塊、爆笑問題カーボーイ空気階段の踊り場(やっぱり大阪には空気階段がフィットしないんだろうか(わからんでもないけれど))、さまぁ〜ずさまラジ(作業のながら聞きにも合うゆるさ)
  • 聴きながら作業するにはトーク主体の生番組が一番よいのだけど、NHKが、大相撲が終わったと思ったらプロ野球、そして高校野球で、ずっとスポーツ中継になってしまっているのが痛い。仕方なくエリアフリーにすると荻上チキか辛坊治郎で、疲れた時間帯に聞くと、ひどい時代ひどい世の中ひどい日本に生きていることに嫌気がさしてきてしまう。