日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

9月20日(金)

なんだか夢をいっぱい見て起床。外に出ると、まだ暑い。もういい加減にしてくれと思う。

朝ミーティングのち朝礼。なんだかんだで一回きりになっていた「徒然舎の棚 ミニ講座」2回目を開講。前回の隣、音楽・サブカル・演芸の棚と、映画・演劇・伝統芸能と乗りものの棚を手入れしながら解説。とはいえどんなふうに何を話せばいいのかな、と、毎回思うのだけど、ここにはこんな並びで…と話すうちいろいろと言葉が出てきて、自分の棚への意識も再確認できるのが面白い。ブックエンドの選び方も話せたのはよかった。

開店してすぐ、ぬいぐるみ作家のnuwasuさんがご来店くださり展示のDMをお預かりする。旧店舗の頃から来てくださるnuwasuさん、今やペンギンの作品などでとても有名になられている。その後、柳ヶ瀬まちづくり会社の方が来られ、チラシやパンフレットをお預かり。

とても神経を使うのでいつも気乗りしない仕事、給与振込の手続き。さすがにもう時間がないので取りかかる。明細はPDFをプリントアウトするけれど、封筒はずっと手書き。やっと終えて、いくつか事務を済ませて、コンビニへ。コーン2倍のコールスローと、焼き鳥おにぎり、久しぶりにからあげ棒、だしスープ。「ダイアンのガチで!ごめんやす」一緒に街ブラロケしたいという女性。気持ちはよくわかる、いいなあ。柳ヶ瀬も歩いてほしい(きっと妙に緊張するけど)。

食べている途中で社員さんから呼ばれ、緊急事態対応。休憩に戻ったものの気持ちが落ち着かず、後が詰まっているのも気になったので、ダイアンを見終えたタイミングで仕事に戻る。

新刊コーナーの手入れをしていたら古本も手を入れたくなり、新入荷ワゴンの棚差しに手をつけてしまった。いつもより急ピッチで進めていると、3階の件で業者さんがご来店。汗を吹き出させながら打合せ。いったん1階に戻ると、取材の皆さんがもう来られていて慌ただしく業者さんと解散。その後は取材対応。初めましての方々だけれど、皆さん本当に本が好きで、店内を楽しんでくださっている気持ちが伝わってきて嬉しい。楽しくお話を終えると、皆さんそれぞれに良い本を買ってくださる。取材に来られた皆さんが本を買ってくださるなんて初めてだと思う。おしゃれな写真や美辞麗句より、嬉しい。

取材の後はいつも大体そうなのだが抜け殻のようになる。業者さんの打合せや来客対応も多かったので今日は余計に脱力。こうなるたびに、いつも新しい人に会い、全力で話す仕事の人たちは本当にすごいなと思う(芸能人や一線の経営者や)。よろよろと、棚から抜いた本の仕分けをしているうちに閉店時刻。

f:id:tsurezuresha-diary:20240921014108j:imageいつの間にかビルに新しい波板がついていた