日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

9月14日(土)

昨日よりは身体が動く。日記も書けずに寝てしまったのと、プラセンタのおかげか。

今日は社員が1人有休。4人で朝ミーティング、のち朝礼。朝から3階で工事が進んでいることを伝える。なかなか動き出せず、メールやLINEに返信したり入金確認をしたりコーヒー飲んでパンを齧ったりしてしまったが、開店時間を目前にようやく立つ。

新入荷ワゴンを撮影して棚差し。1段目を入れ終わるかどうかでお客様が混み合ってきて中断。お客様の隙をみては作業するも、ありがたいことになかなか隙がなく、3段目の本は仕分けてカウンターに置いてワゴンを空にする。結局14時半頃になる。ワゴン作業の合間に、帳簿や事務仕事や、店から下げた本の処理など。店を不在にすると、帳簿と事務が溜まり、普段のところまで戻すのに苦労する。誰にも手伝ってもらえずひとり黙々と作業を進めていくことしかできないので、孤独でしんどい。昨日今日でようやく追いついてきた。

三連休ということもあるのか、ふと見つけて立ち寄ってみた風のお客様も多い。こういう日は、かための本は売れづらく、均一や特価文庫、それに新刊書籍がよく売れる。店内でポーズをとって撮影されたシャッター音が響き、スタッフが注意する。「本のある風景」で小道具=本を使っての無断ポートレートはお断りしているのでご理解ください。

学生アルバイトさんの店番に代わったので、いつでも出られるようバックヤードで慌ただしくお昼。エースコックのわかめラーメンと、昨日の残りのカットサラダ。

県図書館から依頼された本の注文処理に手間取るうちに夕方。明日の天気予報から傘が消えないので、肩を落としつつ商店街理事長に「みとのブックフリマ」の開催についてLINEするが返事が来ない。レジ横の机に積んでいた本を仕分けしながら値付け。明日は雨でも店内で「岐阜マン」塚原裕基さんにサイン会をしていただけることになった。この机を空けておかなくては。市場へ行っていた太閤堂も戻ってくる。われわれ二人と社員1名だけでレジ締め。ちょっと寂しい。

帰りに3階を覗く。おお、と声がでる。何度も相談しながら描き直してもらった設計図、それが3Dで出来上がってきていることへの感嘆。お金とか人とか本とかお金とか、不安は次々と頭をよぎり続けているけれど、立ち上がってくる風景の中に足を踏み入れると、覚悟が決まる感覚があった。

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