日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

10月15日(土)

ついさっき、零時をまわった頃に太閤堂が帰ってきた。久々に、大変な出店だったようだ。高原のキャンプ場でのマルシェイベントということで、ある程度は覚悟していたところではある。とにかく本は、売りづらいものなのだ。

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早朝に太閤堂は出発したので一人で出勤。パンシノンさんの食パンはしっとりもっちり、味はさっぱりで、とても美味しい。今日は焼かずにクリームチーズを塗っただけで食べる。カップスープは最後の一袋、かぼちゃポタージュ。ヨーグルトに蜂蜜。

店に着くと、外でたくさんのスタッフが100均の本にラベルを貼ったり並べたりしている。店内にも一人、棚を整えるスタッフがいる。今日はとりわけ出勤スタッフが多い日だったが、それにしてもその多い感じに驚いていた。大所帯、責任重大だなあ、と、改めて思う。

朝礼の後、まだもくもくとスタッフが店内で作業を続けていたのでBGMをスタートさせると、「店長が歌ってるのかと思いました!」といきなり言われて戸惑う。女性ボーカル曲を何気なく選んでいたら、そう思ったらしい。なんだか大笑いしてしまった。「ご機嫌なんだ!と思いましたよ」

開店前にさなえ食堂さんへ行き、季節限定ハヤシライスをテイクアウトする。昼前でもすでに食べている方がいて、お弁当もどっさり積まれ、電話注文もあり、次々ご来店もある。通りすがりで見る者には見えていないだけで、実はすごく人気だったり、すごく忙しかったりするものなんだよな、お店って。それが本当に良いお店なんだと思う。

開店したものの、なんだかまちが静かだ。歩いている人はいるが、うちの店に立ち寄ってくれそうな感じの人がいない。こんなに気持ちのいいお天気なら、そりゃあ行楽に出かけるよなあ。ため息をつきつつ、マンガセットのリストをチェックしていく。あまり詳しくないので探りながら選んでいくが、ふだん主に触っている人文書とも美術書とも違う楽しさがある。

ハヤシライスを堪能し、作業部屋へ移動。太閤堂が今日持って行くべき荷物を一つ忘れていったことがわかり、ここが散らかっているからだ!片付けないと!とスタッフが奮起してくれたため、できるところまで整理してみる。29度の予報だったが、とにかく動いていると汗ばんでくる。それなりに片付けながら、TOKYO BOOK PARK吉祥寺用の本の値付けも並行して進めていく。なにもかも同時進行だ。

……

昨夜はここで力尽きた。(10/16追記)