日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

9月24日(土)

やっと秋らしい晴天。開店準備をするスタッフたちもわたしも、心なしか足取りは軽くなる。店売りはどうしても天気に左右されるから、やっぱり週末は晴天であってほしい(それにしても昨日はあんなひどい天気なのにそれなりに売上があって有難かった)。

店も気になりつつ、作業部屋に移ってTOKYO BOOK PARKの商品づくりを進める。一人での作業、集中しすぎて頭がくらくらしてきたのでradikoをつける。昨日は、聴取期限が近い「有吉サンドリ」の後半を聞いてから「空気階段の踊り場」を聞いたが、今日は「ハライチのターン」、そのラジオクラウド、さらに「爆笑問題カーボーイ」途中まで。作業に合う番組・合わない番組があるのだけれど、安定して合うのは「ハライチのターン」なんだよな。

コンテナ4つ、約200冊分くらいをイベント用に値付けするつもりだったが、1つは通販用に分けたものだとわかり、さらに1つは店向きの漫画だったので、結果、2コンテナ、100冊分くらいだけになる。量が不安になるが、スタッフに作業済み分を確認してみると、とりあえず8コンテナくらいは持っていけそうとわかり、ほっとする。とにかく今月末は一か八か大幅に内容を入れ替えて臨みたい。

昼は玄米でチャーハン弁当。おかずに迷い、そういえばあったなとチルド餃子を焼いて詰めてみた。タレの代わりに南蛮味噌を添えてみたが、意外とよかった。

17時すぎ、イベント値付けと並行して店頭分の値付けも約80冊分進めたので値札を印刷する。自分のなかのノルマをなんとか終えられて達成感、そして疲労感に襲われる。久しぶりにドリンク剤も飲む。なんとなく気が落ち着かないので、海外レトロ絵はがきをOPP袋に入れながら息を整える。こういうときは、単純作業がいちばん。検品しながら50枚分入れ終えると、すっきりした。

終業後、柳ヶ瀬に恐竜を見に行く。昼間に動いているのもいいが、夜、アーケードの一角に集められて大人しくしている様子は可愛らしくてとても好きだ。それを守る、なんとも小さく見える警備員さん一人、というのも。毎年見てきた気がするけれど、この光景は3年ぶりなんだな。コロナ以降の不況感、閉塞感、そして分断感。息苦しいことばかりだけれど、そんな世だからこそ余計に、こういうささやかな楽しみのありがたさが沁みた。主催側は、ささやかだろうが盛大だろうがとにかく大変なことには変わらない。それでも少しでも、誰かの楽しい時間をつくれるのなら……主催側、がんばらないとな。

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夜、疲れてしまったので、マックでチーズ月見バーガーセット。太閤堂は倍フィレオフィッシュストロベリーシェイク。自分でメニューを考えての自炊が続くと、その味覚の発見のなさ、手癖のような味付け、想定の範囲内の美味しさに慣れてしまって、食欲が満たされなくなってしまうので、時折こうしたジャンクなものがむしょうに食べたくなる。ポテトもコーラもやけに美味しく感じたが、カットサラダを一袋追加したせいもあってか、最後ちょっとがんばっての完食になった。

明日は日曜か。祝日続きで曜日感覚がおかしくなる。天気もよさそうだし、本のお客様が多い日になるといいな。