日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

6月24日(金)

そういえば今朝、髪を切ったんだった、と、風呂場で思い出した。美容院の空きと、自分のスケジュールが合わなすぎて、思い切って仕事前に行ってみたのだが、前の方が押したりして、始業を15分過ぎてしまった。イベントやら買取やらで休日が埋まることが増えてきて、美容院と病院とへ行く時間がうまくつくれない。

月末恒例の税理士監査の日。5月は、思いがけない買取が相次ぎ、キャッシュのピンチに襲われるも、市場やイベントに必死で取り組み、なんとか挽回したのだった。世の中の流れのせいか、店が育ってきているためか、大きな話の巡ってくる頻度が上がってきていて、ありがたいのだけれど、仕事もお金も荒波になるのがしんどくもある。凪の内海から出ることを選んだのは我々なので後悔はないけれど、試される日々はまだまだ終わらない。

いくつか、オンラインでの打ち合わせの予定が決まる。コロナ前だったら考えられないような事態だよなあとしみじみする。「オンライン会議」というものがさほど特別ではなくなり、まあ遠いし移動も大変だからオンラインにしますか、というノリで選択できる気軽なものになったおかげで、地方都市に在ることで声のかからなかった場にも、特別扱いでなく参加できるようになった。この、劇的変化は、都会でなく、都会の期待に応えられるような田舎でもない、微妙な地方都市に、なにかを起こしそう。

昨夜移行した新iPhone、少し慣れてきた。ホームボタンがついに無くなったので、戸惑うことも多い。カメラの性能がよくなったことを、帰りに暗い階段でTシャツを撮ったときに初めて実感する。