日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

5月24日(月) 厚さ1センチの半年

やっと、補助金の事務から解放される!(明日これを投函すれば)

もう、ほんとうにほんとうにしんどかった。こんなことなら諦めてしまおうとさえ思った、何度も思った、けれど、お金は欲しい。こんなときだから、なんとしても欲しい。

今わたしがここでコロナに倒れたり不意に死んだりしてしまったら、絶対に誰もこの続きを期限内に作れない。だから早く仕上げなきゃいけない。死ねない。なんてことを考えながら、日々の合間に報告書を作った。ここ数日、ラストスパートをかけて、ようやく大きなクリップでそれを留めた。

厚さ1センチの書類に詰まった、半年間を思う。Garage整備を決め、スタッフを増員し、法人化して、美殿町本通りを開催して、小さな古本屋講座を始動した。…いやはや、そりゃ疲れるよ、と思う。でも、誰かにやらされたわけじゃなく、気づいたらそんなことになっていただけ。誰のせいでもなく自分のせい。

これを投函したら、キャンプと温泉に行くつもりだった。それなのに、梅雨入りして、岐阜市は緊急事態宣言してしまうことになった。家に、降り籠められるしかないなんて。気持ちが晴れきらない。そろそろなんとかしないと。

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バリバリのワーカホリックだった父がリタイヤして始めた野菜づくり。初挑戦の昨年は見事不作に終わったが、今年はどっさり収穫できてしまい、第一弾がたっぷりと送られてきた。玄関先がタマネギの匂いで満ちている。