日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

2月15日(月) 6万円もらって眠りたい日もある

土曜の夜、東北地方での強い地震をテレビで見ていた後からちょっと元気が出ない。ちょうど気圧もぐっと下がっているようなので、それも影響しているとは思う。それにしても、身体と心の芯に力が入らない感じで、お客様やスタッフの何気ない一言や仕草がドスドス胸に刺さったりしてしまう。

土曜はあまり眠れなかった分、昨夜は珍しく湯舟の中で眠りこけてしまいそうになり慌てて湯から上がって倒れ込むように寝た。今日は少しは力も戻って、歩いて市役所にも行った(4度目にしてようやく書類を提出し終えた)。帰り道、居酒屋さんが毎日売るようになったお弁当を買う。

 

少しずつずれているはずだったことが、結局同じ時期に固まってきてしまい、3月に向けてやるべきことが文字通り山積してしまうことになった。同時に走っていることに、事務的なタスクが多すぎて、こなすこと自体もさることながら、何か抜け落ちてしまっているんじゃないかという怖さが常に有る。3月のスケジュールは大変なことになりそうだけれど、楽しい春を、笑顔の4月を迎えるために、やり切っていくしかない。

 

明日は月に一度の千中会。運営を担当する、業者市の日だ。太閤堂はキャラバンに出品本を満載して昼過ぎに名古屋へ向かった。閉店時間までに戻ってくることはなく、少し残業してから歩いて帰ることにする。

20時を過ぎたばかりというのに町はとにかく暗く、人影もなく、寂しくて少し怖かった。強くなってきた風に、どこかのお店の営業自粛の張り紙が飛ばされてきた。1日6万円もらえるけれど休まなければならないのと、もらえないけれど営業していい自分の状況と、どちらがいいんだろう、と、時々考えてしまう。

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