日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

10月23日(金) ロウム

月末が迫り、さらに年末もじわじわ迫り、各種事務が山積してきている。今日こそは手をつけ始めないと、と思うが、まずは午前中、美殿町まちづくり委員会のミーティングに出席する。今回も、新しいMAP作りについての詳細打ち合わせ。デザインなど制作の話に進んでいくと、たいして力になれることもないのだけれど、すっかりお任せして出来上がりを待つ、というのも申し訳なく、せめてミーティングには参加しようと思う。新しいMAPは、年末年始あたり完成が目指される。

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既に開店していた店に戻ると、今日も100均棚が店内の雨シフト。昨日よりは売れますようにと願う。一息ついた後、ようやく事務に手をつける。

いま一番頭がぐわあっとなっているのは、月末の給与計算がてらやらなければならない年末調整準備。年末調整自体は税理士さんにお任せするのだが、そのための用紙記入の説明をスタッフひとりひとりにする、そのための準備がある。それぞれに、途中入社だったり、掛け持ちだったり、作品の収入があったりするスタッフたち。さらに今年は去ったスタッフたちもいるので、源泉徴収票など送る準備もある。店が店らしくなるにつれ「税務」というものをしみじみ学んだが、今年は「労務」のなんたるかをしみじみと学んでゆく年になった。

夕方、明日補充する分の100均文庫がない、ということに気づき、慌てて作業場へ。慌ただしく「あ」の1箱(赤江瀑が多かった)と「食」の箱を少し仕分けする。

その横で、明日のイベントに向け荷造りをする太閤堂。うっすら予想はしていたけれど、なんだかんだで荷物が嵩張り、他のお店の分全部を載せていく、という当初予定は無理と分かる。明日は久々のイベント。いろいろと忘れてそうで不安だ(現にスタッフのシフトを間違えてしまい夕方にはわたしだけ電車で岐阜に戻らなくてはならないことになってしまった…)。

イベントへの不安と、事務をやりきれていない焦りと、店のこと(新しい本の値付けや棚の整理や新入荷のお知らせなどなど)をきちんとできていない恥ずかしさとで、ふわふわしたまま閉店時刻となってしまったが、これでは眠れそうにないので、自作の値札シート1枚分(21冊)だけ本を値付けしてから帰ることにする。こういうときは本を触ってから帰ったほうがいい。21時までかかる。

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明日は早起きだし読めないと思うけれど、『病と障害と、傍にあった本。』を家に持ち帰る。SNSで紹介しながら、早く読みたいと思った。

心が弱り、言葉も出ず、誰にも会いたくない時こそ、本の出番のように思うのです

そんな時に足を運んでもらえる店でありたいというのが、開店当初からの思いです