日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

6月18日(木)

またしても雨。昨日と一昨日はいい天気だったのに。

朝から手指が痒くて痛くてたまらず、店の営業時間前に皮膚科に行かせてもらう。初めて行く皮膚科は混んでいて、一瞬で診察が終わったけれど、「汗疱状湿疹」という病名を初めて知れてよかった。確かにこれのような気がする。出かける先々でのアルコール消毒が滲みない手に早くなりたい。

ときに大雨が降る中、買取の持ち込みが続く。ありがたい限りだが、店の前でずっと電気工事をしていて一時駐車もできず、お客様も我々も濡れながら、本を守って運ぶことになってしまい申し訳ない。(商店街のお店が木曜定休が多いため、木曜はこういう目にあうことがある。)

 

介護の仕事と音楽の仕事を両立させているふたりが、たまたま続いて来てくれた。久しぶりに会えたのが嬉しく、それぞれの仕事への影響について尋ねたりする。気のいい彼らと言葉を交わしているといつも、自然に、尊敬の気持ちが湧いてくる。好きな音楽の仕事をするために仕方なく介護の仕事をやっている、という感じが一切しなくて、器用にこなしているという風でもなく、どちらにも真剣に向き合っていて、そして楽しんでいるように感じる。いつもとても輝いて見える。

ひと筋、というのはもはや古くて、ダブルワークだったり、多拠点生活だったり、心も身体もひとつにとらわれず身軽である人たちが増えているという。自分には一世代前の価値観が残ってしまっていて、ともするとその悪い面ばかり見えてしまいそうだったところ、彼らに出会い話せたおかげで、流行りに乗ったファッションではなく、自然に、真っ直ぐに、ふたつの道を同時に進んでいくことのかっこよさ、頼もしさを教えてもらえたように思う。

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3月から新しい道に進まれた、元スタッフrさんからの差し入れ「みそぎ団子」。五平餅の匂い(味噌が焼かれたいい匂い)なのに、味噌が塗られて焼かれているのは、こしあん入りの団子でびっくり!http://gifu-kiwami.jp/products/126/