日日古本屋

岐阜の古書店・徒然舎店主の日乗です

4月24日(金) Zoomと取材と下痢

毎月下旬に来てもらっている税理士さんと、Zoomで会う。最初にあれこれとこの1か月と現状の報告や相談をしてから、クラウド会計ソフトの入力チェックをしてもらう。必要な書類はスキャンしたりデータごと送ったり、簡単なものはLINEで写真を送る。プリントアウトしたり、準備し忘れてあたふたする普段より、便利なんじゃないか。

チェックしてもらっている数時間の間、「見られたがりなので」という謎のアピールがあり税理士さん側のカメラだけはオンになったまま、こちらはオフにする。パソコンで別の事務仕事をしていると、税理士さん側のマイクが拾う音(キーボードを叩く音や紙をめくる音)が聞こえてくる。席を離れて本を触っていると、「すみません、ちょっといいですか」と声で呼ばれて戻る。ふと、事務所で働いていた会社員時代を思い出す。ちょっと懐かしい感覚。

今このままの状態が続くと、どうなってしまうのか、シミュレーションしてもらった表が忘れられない。

 

突然、爆撃されたのではないかと頭が混乱するほどの衝撃。ものすごい落雷があり、ビルごと震えた。スタッフが「店長!大丈夫ですか」と降りてきてくれる。ふたりで怖がっていると、ん?雷ですか?あ、こっちも聞こえました、とカメラの向こうの税理士さんののんびりた声が聞こえて落ち着く。

 

夕方頃、新聞社の方から電話がある。緊急事態宣言の中での、書店と古書店の状況を記事にされたいとのこと。昨年末に店内で開催した展示を、さらに遡れば7年前、柳ケ瀬での「ハロー!やながせ」の一箱古本市も取材してくださった記者さんなので、信頼もあり、色々なお話をする。

休業要請をされていない、逆に営業を続けてほしいと言われている新刊書店さんの苦悩をお聞きし、胸が痛くなる。自分が3月に苦しんだあの状況が、さらにシリアスなものとして、現在も続いているのだと思うと、心中察するに余りある。

ただ、本そのものについていえば、この状況で、その価値が見直され、求められるようになっているようにも感じる、とお話しした。

 

最近、栄養のあるものを食べたり、長めに横になるようにしたり、ストレスを溜めないように意識したり、いろいろ気をつけているつもりだけれど、朝起きたときに体力が8割くらいしか回復していない気がする。店に着けば気力が上乗せされて、9割くらいの感じでは動けるのだけど。

栄養のこととストレス解消を意識しすぎた結果、暴飲暴食。胃腸に負担をかけてしまい、昨夜はお腹を下して目が覚めた。バランスが難しい。先は長いだろうに。